2009年9月末終了アニメの感想

2009年10月9日(by キョウ) コメント0
早速、2009年9月末終了アニメでよかった作品の感想を簡単に。
ます先に順位発表。
個人的な順位は、1)化物語、2)イヴの時間[Web]、3)青い花、4)東京マグネチュード8.0でした。

以下、よかった点を箇条書き。
1)「化物語」
・シリーズディレクターの尾石さん演出が、相変わらずキレてセンスよく面白い(尾石演出好きなので)。
・話も心の影の面やそれと繋がる身体を扱うので面白い。
・登場人物がそれぞれちょっと癖があり、単純な性格ではなく、魅力がある。リアルな感じはないですが。
 アララギをはじめ登場人物が自分に遠くない性質なので親しみやすかった(リア充、集団の中心にいる人物とかではない。そういう部分があるキャラもちょっと変な部分がある)。
・エンターテイメントしてる。同時代的なマニア(?)への配慮ネタもあるw
・声優の声と演技もよかった。キャラとも合っていたし。
 ひたぎのCV:斎藤千和は、萌え系のツンデレキャラの声しか知らなかったが、こういうクールキャラもできるんだと感心。神谷浩史(アララギのCV)も相変わらずよかった。
・TV最終話はひたぎ回になっていて、予想少し斜め上の展開。アララギとの二人の話の掛け合いも楽しく、テンポもよく、ニヤニヤもする、後味よい終わり方。EDの歌詞とリンクしたところも○。

2)「イヴの時間」:GyaOで10月19日まで全話無料配信
・人数多くない制作のアニメなのに高レベル。感動。声優陣も豪華
・2D&3DCGのセンスがよい。2Dモーションとカメラワークも。その完成度が高い。
・定番と言える人の心をもちつつあるロボットとの関係の話だけど、そういうの個人的にツボなので○
・会話劇系で、会話のやりとりや関係性の変化がちゃんと描かれている。構成・脚本が結構練られている感じ。ドラマ性も高い。大枠はよくあるパターンと言えば、そうなのだけど。話に緊張感もあるし飽きさせない。
・1話15分なので見やすい。
・あんな外見も人間にほぼ同じで人間よりも優しく繊細で健気なアンドロイドがいたら、自分は確実にそっちにいっていますw

3)「青い花」
・話も演出も作画もとても丁寧
・恋の面倒な感じとかせつない感じが、繊細によく表現されている
 キャラの心理&感情も、セリフ・仕草・効果的なカットで繊細にうまく表現されている
・小林プロの背景も素敵。

4)「東京マグネチュード8.0」
・脚本が丁寧でリアル
 1話目はうざいくらいに丁寧
 それぞれのキャラの性格や感情をリアルに描いている
 簡単には性格や感情や考え方が変わったりしないのもリアル
 家族とのコミュニケーションの描き方もリアル
・地震災害の描写もリアルで実際起こったらと思わせる
・最後は大枠で見たらわかりやすくてやり過ぎなのに、それぞれのキャラの心理や感情を丁寧にフォローしているので、それを感じさせない

1クールものがほとんどでしたが、結構楽しめたクールでした。
「イヴの時間」のWeb配信は、今まで気にはなっていたのですが、未見で今回まとめ見したら、思った以上に面白くて感動して、予想外の収穫(?)でした。
「化物語」も初回の印象に比べるとかなり面白くなりました。
ちなみに他に最後まで見ていた作品は、「Phantom」「うみものがたり」「CANAAN」「懺・さよなら絶望先生」「07-GHOST」「戦場のヴァルキュリア」でした。

さて10月からの新番組は?