「けいおん!!」#21 感想:毛繕い的コミュニケーションがよかった。個人的に想定外だったそれぞれの進路。

2010年8月30日(by キョウ) コメント0
21話は、唯たちが卒業アルバムの個人写真を撮られる(唯メイン)&進路を決める話でした。
前回の盛り上がった学祭ライブから一転、いつものゆるい日常的な話がベースに。でも卒業まで残り少ないさみしさ&愛しさも感じられる話。唯が愛されるキャラという事もうまく描かれていた回でした。
今回もツイッターで書いた感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです。

髪の毛をいじる&いじられつつ行われるコミュニケーションを描く事が多い回でした。
女の子たちの無意識的な互いを労るような、今後の進路や近未来等の心配を和らげるような毛繕い的なコミュニケーションの描写がよかったです。ちょっとニヤニヤしてしまうシーンでしたw
自分は男ですが、何となくわかるというかリアリティを感じました。
日常芝居の作画も丁寧でした(毎回、丁寧ですけどね)。
個人的には「けいおん!!」は、こういう何気なくも部分的にリアリティを感じる日常の話が好きです。
脚本:吉田玲子さん、絵コンテ・演出:北之原孝將さん、作画監督:池田晶子さん。

笑えるシーンは吉田玲子さん(シリーズ構成も担当)の脚本ぽくなかったですが(ゆるいけど軽快で「けいおん」らしくてよかったです。演出のリズムや間の取り方もうまく)、作品の求められているテイストを捉える&その修正能力がかなりある人なのかな?と思いました(原作未読だし、詳しくはわからないのですが)。
1期と比べ、吉田玲子さんの2期の脚本回を観てるとそう思えます。
1期では、ゆるい楽しげな日常的な話(リアリティを感じさせない回やコミカルな感じが強い回もあり)が続く中で、少し異質な不安や微妙な仲違いの話もときどき書かれていました。ネット上では鬱回とも言われ、賛否両論な感じがありました。
個人的には、全体の話の中では異質さを感じたけど、そういう話は部分的にリアリティを感じさせ、話が浅くなりがちな作品に深さももたらし、好きだったのですが。
2期全体で見ると、人間関係が安定したこともあり、シリアスな感情の描写はあまり前面には出さず、ときどき背後に感じさせる程度が多くなりました。シリーズ通しての話のテイストのバランスもよくなった印象がします。
監督のアドバイスや方針等もあったのでしょうか? 詳しい情報を知らないのでわからないですが。

しかし、唯たち3年生全員で一緒の大学目指すことになるとは思いませんでした(原作もそうらしいですが)。
卒業後は、皆がバラバラになる現実的なもっとせつない終わり方を想像していたので、何だか少し安心してしまいました。一緒の大学に行ければ、たぶん、この理想的な仲良しグループが終わってしまう訳ではなくなるので(梓は残されてしまいますが..)、ホッとした感情が出たのだと思います。
まったくどこまで日常ファンタジーを目指すのでしょう。サザエさんレベルまでいってしまうのでしょうか?w

澪が自分の進路に対する思いを直接的には言葉等で表してないのに、何となく匂わせる・わからせる脚本、演出、作画、声優さんの演技もよかったです。

次回は、もう受験の話のようです。。
そして、あと3話で事実上の最終話らしいです。。1期同様、番外編あっても1話で、あと4話分はあると思っていたのに。早いよ。

参照:今日もやられやく 『けいおん!!』最終話は9月14日 25&26話は番外編です(サイト閉鎖してます)
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