■ エナジー・ヴォイド (2005/11/28)
何周か廻りました。その周りを。
行くかどうか迷っていたイサム・ノグチ展に最終日行きました(於 東京都現代美術館)。
真ん中に大きな穴の開いた巨大な彫刻:エナジー・ヴォイド。
見る角度によっていろいろな形が現れてきます。そして真ん中に開いた大きな穴は、吸い込まれそうな感覚に。
何周も廻って角度の違うところから、見てました。
他の作品は、そんなには惹かれなかったです。
ついでに常設展も見ましたが、好きではなかったです。個人的によさがわからない作品が多かったし。う〜ん。都市的なもの(?)が濃厚なものや概念中心みたいなものは、やっぱりあまり惹かれないみたいです。
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 久しぶりの朝のおやすみなさい (2005/11/23)
久しぶりに朝の“おやすみなさい”を聞きました。
祝日前夜、映像制作をする友人(ミユル堂さん店主)が参加するイベントがあり、他の友人たちとともに久しぶりにクラブ (バー?) (渋谷SOFT)へ行きました。
今はすっかり引きこもり派ですが(いや昔から?)('A`)、昔、自分の好きな音楽が盛り上がっていたときは、結構、クラブへ行っていた時期がありました。
自分が今まで行ったイベントの中でも一番と言えるくらいアットホームな感じのイベントでした(友人が多かったせいもある?)。楽しかったです。
友人のグループが制作した映像作品もちょっと変で不思議な感じでよかったし、ハリネコさんのライブもよかったしボーカルの沙知さんの歌もよかったしかわいらしかったし(ぉ、DJの選曲もよかったし(人にもよったけど)。
あとすごかったのが、謎のはにかみ屋フランス人のエメリックさん(たしか)。アカペラで打ち込みの音楽の数々を表現するのです。人の声でやっているとは、思えないほどの細かい表現力。フロア内は拍手と感嘆の声で溢れました。こんなに微妙な音も表現できる人ははじめてです。そのうちクラブミュージック好きな人たちの間で有名になるかもしれません。もう有名なのかもしれないけど。
内容の割には人数少なめだったけど、イベントの制作する側の人はとても楽しんでいた感じでした。いいですな。
そんなこんなで朝まで楽しく居ました。
そして、帰るとき、久しぶりに朝の“おやすみなさい”を聞いたのでした。
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕
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■ 実は (2005/11/21)
ずっとそうだと思っていました..。
友人がやっている雑貨屋(ミユル堂さん)でその商品を見てから、奇妙ながらもかわいらしくもある都ノ住人のファンになりました。その作者であるモノツクリ金造Φさんの個展に週末行ってきました。
会場である喫茶店&ギャラリー前では普段は小さい“小さい方々”が大きくなって出迎えてくれました。→
会場に入ると若い人も少しは居たのですが、おばさまのグループ一団がテーブルの周りに座りおしゃべりしていました。
なぜにこんなにおばさま率が高いのだ? 作品を見ているとそのおしゃべりの声が聞こえました。金造さんの話もしているようでした。
一度本人に会ったことのある一緒に行った友人に「髪が長くて、いかにもモノづくりをしてるって感じの人だよ」と以前聞かせれていた自分は、おばさま一団の話題になる金造さんがどんな人なのかわからなくなりました。いかにもモノづくりをしている人っぽいのに、実はかなりなおばさまキラー? ヨン様の次は金造様が来るのか? いや、しかしそんな人なかなか想像できないぞ。ぬぬ。
本人に会って全ての謎が解けました。
友人に紹介してもらった金造さんは、髪の長い、モノづくりをしてるって感じの女の人でした。(笑)
ずっと男だと思っていました。1mmたりとも女の人とは思っていませんでした。
先週、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加した感想で、自分は思い込みや先入観で物事を捉えてしまうことが結構多いと再認識したと書いてましたが、うーん、また再認識ですか。いや、でも名前が金造さんですよ。金造さんのサイトの文章も女らしさ皆無だし(失礼)。(笑)
いやはや、こんなところでも人生の意外さが。
個展は、都ノ住人の立体作品がたくさん見られ、参加できるインスタレーション的なモノも楽しくよかったです。
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 真っ暗闇 (2005/11/16)
完全な真っ暗闇の体験をしました。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というワークショップ形式の展覧会に週末、参加したときの話です。以下、ネタ(?)ばれちょっとありますので。
完全な暗闇の世界を目の不自由な方に案内してもらい、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験します。会場内には、自然や町にあるような日常生活のさまざまな環境が人工的に設置されています。その中を目の不自由な方が使うような杖を各自使い、進んでいきます。
本当に真っ暗です。薄明かりも完全にありません。視覚が全く効かない世界。はじめは緊張します。7人一組で進むのですが、一人だけ少しでも遅れると結構不安になります。
自分にとって貴重で興味深い体験でした。
以下、感じたことを。
とある場所で椅子に座るのですが、椅子が既に引いてあるものだと思い込み、椅子に座るのが参加者の中で最後になってしまいました。そのような視覚イメージがすぐ思い浮かび、それに捉われてしまっていました。普段の生活でもよく思うのですが、自分は思い込みや先入観で物事を捉えてしまうことが結構多いなと再認識させられました。
真っ暗な会場内では触ったものや今居る場所等を頭の中で視覚的にイメージしてばかりでした。視覚によるイメージの先入観や思い込みって強いんだろうなと感じました。
会場内では案内役の人からの声掛けはもちろん、他の参加メンバーとも声掛けをして進んでいきます。ガイドをしてくれる人の声、音、触覚が頼りです。そういったことの重さを感じました。声のトーンとかも普段よりダイレクトに伝わります。
自分のことを他人に話す・伝える等のコミュニケーションの重要さを思わされました。自分はそういうことは得意でないですし。
真っ暗な中で味わったコーヒーの味が濃く感じられました。味に集中できました。他のことに意識があまりいかないので、飲んでもなかなか減らなかったです。普段はこんなに味覚や飲食に集中していない・できていないです。飲み物の味だけでなく匂いも強く感じられたという参加者が結構いました。自分はあまり豊かに味わって飲食してないことを再認識しました。
完全な暗闇の世界から外へ出てみると、視覚の世界がうざく感じられました。これを書いている今もそんな思いがまだ少し続いています。カラフルだけどイメージ過多。その世界が暴力的に感じられました。普段の世界では視覚やそのイメージが支配的だなと。ある部分では視覚でごまかされている、他の感覚の強さが薄められていると思わされました。視覚に意識が奪われ、他の感覚にはそれほど集中できていないとも言える感じ。
一つのことに捉われて他のことに注意が行かなくなってしまうのは、自分がその傾向が高いせいかも。それは個人差がある気がします。
視覚の世界にちょっと嫌悪感を抱いてしまいました。というか元々の自分の現実の馴染めなさや現実逃避願望が出てきただけかな。('A`)
会場内では、言葉や手などで触れ合うことでコミュニケーションをします。また、少し不安な暗闇の中を皆で進んでいくので連帯感や一体感が少なからずあったと思います。
そういうことから生じる癒されるような(?)気持ちもあった気がします。
目の不自由な方が、どんな世界で生きているかもちょっとだけ理解しました。でもちょっとだけだと思います。本当に当人でないとわかりません。
もっと長くこの暗闇の世界を体験できたら、もう少し違う感覚・感じ方も出てきたかもしれません。
もっと長い間、この静かでシンプルな世界に居たかったと思いました。
(健常(でいいのかな?)と言われる視覚を求めている方には、失礼な感じ方だとも思いましたが。)
自分は、静かなシンプルな世界が好きなのでしょうか? もうこの世界は嫌だ..。ってまたネガティブ。(笑)
この文章を書きながら、自分がいかに視覚と自意識の思考中心になっているかを気付かされました。
またこういった体験はしてみたいです。勧めてくれた友人に感謝。
下の写真は、会場の地面に落ちていた少し潰れた松ぼっくり。記念にもらったものです。
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 自分の多くを (2005/11/10)
自分のネガティブで閉ざしてしまう思考が、自分の人生の多くを奪ってきたと実感する最近。
子どもの頃からとも言える根強い癖。なかなか簡単に薄まらないけど。
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モノクロに加工しました。
〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 秋の葉2重 (2005/11/9)
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 秋の葉 (2005/11/7)
秋の葉2枚。
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〔撮影: MINOLTA DiMAGE Xg〕 |
■ 消えたい (2005/11/3)
消えたい。
思春期以降、思っていること。(今は昔のようにいつもではない)
元々居なかった存在になればいいのに。
昔の自分は余裕がなかった。今の自分の状況で考えてみる。自分の人生を本気で生きようと思ってないとも言える。
怖さに勝てないまま生きてきた。わかってもらえず。気持ちを表せないようになり。高望みし。閉ざしてしまい。
こういう思考法を取るとループして → また「消えたい」に。ダメだ。消えたい。またループ。
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