■ 「灰羽連盟」最終話 (2002/12/21)
「灰羽連盟」最終話見ました。
感動しました。少し泣きました(またか)。
レキが最後になって、自分のことをあんなに激白する展開になるとは思いませんでした。
普通の作品とは一味違う心に残るものになりました。演出&美術もよかったです。
レキの心の底の悩みっぷり、救われなさ、石ころになりたい気持ち、他者や自分に対する不器用さ、妬み、自己否定、わがままという訳じゃないけどエゴの深さ。自分と部分的にだぶりました。レキは7年間だけど、自分はもう+10年くらいか..。
一般的な惹きがない作品なのに、よく制作までこぎつけられたと思います。
制作スタッフの方々、お疲れさまでした! また心に残る作品を作ってください。
■ 先週の「灰羽連盟」 (2002/12/8)
特にネタないし、先週(4日深夜)の「灰羽連盟」(←今回はフジの公式サイト)の感想。興味ない人、ごめん。
今回もかなりよい出来でした。作画レベルも落ちてないし。10/27の小雑記にも書いたのですが、美術や背景のレベルが高過ぎです。劇場版アニメ?と思わせるほど(今回の「ヒートガイジェイ」とは大違いです)。制作スタッフの作品に対する愛(?)を感じさせるほどでした。
内容的には、思春期・青年期的悩みとも言えるような話でした。自分が、いつまで経っても思春期的な部分を持っているということも加わり、ちょっと泣けました。2話連続鬱展開でした。見た後、しばらくの間、沈んだ雰囲気に呑まれていました。
話的には、派手ではないのですが、ドキドキさせられます。不思議な謎も多いし。主要キャラクターの心細さ・居場所のなさ・不安げな心理描写も丁寧でよいです。
いつまで、この高い作品レベルが続けられるのでしょう? あ、でもあと2週で終わりなようです。
フ○テレビの本社ビルが、ゴジラやモスラに壊されなくてよかったです。(^^;
■ 最近一番の後悔 (2002/11/28)
ここ最近では、一番の後悔をした。そんな自分や相手に対して、怒りが込み上げた。
水曜深夜の「灰羽連盟」が、今回から2話連続放送になった...。知らなかった。1話分しか録画予約してなかった..。
たかがアニメって、言うな!(^^; 自分にとって、作品によっては、されどアニメなのだ(よく言った、自分。(^^; )。今回の前半1話分の出来が、かなりよかったのだ。泣きそうになったのだ。続きが楽しみだった..。くそー。次回予告でそういう告知全然なかったじゃないか(確か)。フ○テレビのバカヤロー! お台場の変な本社ビルなんて、ゴジラやモスラにでも壊されてしまえ!
終了時間がおかしいと、あのとき、チェックを入れておけば。自分のバカ、バカ!
あううっ..。
こんな自分でも受け入れて生きていくさ! それしか、ないし..。
■ 秋のTVアニメ新番組の個人的感想(お待たせ!?) (2002/10/27)
深まりゆく2002秋。
暗くなる時刻がかなり早くなり、何となく空しさに潰されそうな気持ちを振り払うべく、そんな(どんなだ?)秋のTVアニメ新番組の現時点での個人的感想です。
今期はイマイチかも。とりあえず、今のところのお気に入り2番組。
○ ヒートガイジェイ (火曜深夜25:50〜 TBS系) 【公式サイト】
近未来の少しきれいめな香港ぽい(?)街が舞台。
都市安全管理局中央指令部特務課の凖職員:ダイスケと相棒のアンドロイド:ジェイが活躍するストーリー。
エンターテイメント作品。楽しめます。作画も設定もストーリーもしっかりしてます(今のところ)。ヒロイックな面が強く、少しハリウッド的な感じも。
マイペースで飄々としているダイスケとやたら強くCOOLだけどダイスケにダンディーな説教(? 「男とは、……というものだ」って感じ)を言うジェイとのコンビがよい。
あ、同特務課の監察兼経理:キョウコちゃん(ピンクのショートカット)は、かわいくアンニュイ&ツレナサげな感じで、○。
○ 灰羽連盟 (水曜深夜26:28〜 フジ系) 【公式サイト:パイオニアLDC】
原案(原作)は安倍吉俊の同人誌。
夢から目を覚ますと知らない世界の街に来ていた少女ラッカ。自分や過去のこと全てを忘れてしまっていた。その後、背中から灰色の羽根が生えてきて、人でもなく天使でもない「灰羽」という存在に。
深夜枠の週間アニメなのに、何て丁寧な作りなのだ(世界観、美術、キャラクターの表情、小道具・家具や建築物とその汚れ具合etc)。原作があることを考えると、そうでもないのかな? こんな高レベルなのが最後までもつのか? でも話は地味めなのだ。結構閉じた世界観ぽいし。仲間の灰羽たちも皆性格似てるというか(気遣ったりいい人だったりそれぞれの仲間のことを言葉に現さなくてもかなり理解してたり、丁寧な性格というか)、他者性を帯びた人が出て来ない感じ。そういう面はちょっと素直に入り込めないというか..。隠れた名作とかになってしまう方向だろうか? 隠れた名作好きの方や独自の世界観が素敵に構築されているのが好きな方にはお薦め! それ以外の方も試しに。ちなみにビスタサイズです。
でもまだ2回目までしか放送されてないから、正直、今後わからない。
あ、主人公のラッカは、内気そうで素直で健気そうだし、かわいいし、○。(またか (^^; でもキャラクターが魅力的じゃないと作品も面白くないしね。)
こんな感じで、今回はさよなら〜。
■ (2002/10/13)
「OVERMAN
キングゲイナー」のOPの一部をNHKBSでやっていたのを見た。
何か皆、楽しそうに踊っているんですけど。敵も味方も動物もロボットも。お、おもしろい..。いいハジケっぷり。音楽と映像(踊り?)も合っている! 繰り返して見てしまった。放送見られないだけに見たさ度UP。メカも微妙にかっこ悪く奇妙な型で○。何か少し元気になれるんですけど、こんな自分でいいですか? たぶんOKです。
■ 春のTVアニメ新番組の個人的感想(久しぶり...) (2002/4/23)
久しぶりのTVアニメ新番組の個人的感想です。
今年の春も新番組多かったです。とりあえず、今のところ、ちょっとお気に入り3番組。
○ ちょびっツ (火曜深夜26:20〜 TBS系) 【公式サイト:TBS】
原作は『ヤングマガジン』でCLAMPが連載。未読。
耳以外は限りなく人間に近いロボットが、パソコンと呼ばれ販売されている日本が舞台。(何か人身売買っぽいイメージがしてしまう..。お話だからいいものの、実社会だったとしたら、問題起こりまくりだろう。)
時代は、ほぼ現代っぽい。
東京に出てきた予備校に通う浪人生の主人公が、ゴミ捨て場に捨ててあったかわいい女の子(主人公より少し若い感じ)のパソコン(ヒロイン:ちぃ)を拾ったことからはじまる話。
ヒロインのロボットは、最初、「ちぃ」としかしゃべれず、何も学習してなくて、主人公の動作の真似をよくしたり、幼い子どもっぽくて、かわいい。これから、いろいろ覚えていくようだ。
人間とロボットという違う者どうしの恋という感じのせつない部分の展開もありそうで、○。
CLAMPの作品って、そんなに好きじゃなくて見たことあまりなかったけど、今回は少しリアルっぽくて入り込めた。
原作者が狙っているはずとは言え、主人公の妄想っぷり、悩みっぷりはおかしくもわかるのだ。
主人公だけ黒目が小さめで、よしもとよしもとのコミックの絵のキャラみたいなのも何かいい。
OPもよかった。はじめの頃は、録画したものを何回も繰返して見た。
ROUND TABLEの跳ねているような感じ(? ピチカート・ファイヴ系)の曲と映像がうまく合っている。恋のはじまり、トキメキってイメージ?
作品の音楽は、高浪敬太郎となっていたけど、たぶん元ピチカート・ファイヴの人だと思う。他に同名の人いなさそうだし。
でも見続けるの辛くなるかも。
ラーゼフォンと始まり5分重なる!
○ アベノ橋魔法☆商店街 (木曜夜22:20〜 CSキッズステーション/UHF数局) 【公式サイト:GAINAX】
24歳で劇場版アニメ『オネアミスの翼』の監督をしたGAINAXの山賀博之が監督。
第1話は、劇場作品と思うくらいクオリティーが高かった。
再開発のため地上げが進む大阪の商店街が舞台(とてもリアルに描かれている)で、ちょっとレトロな感じの登場人物たちがイキイキと動いていた。
少しヘタレ気味でヲタク入っている(でも元気で明るい)主人公の少年と、昔の映画に出てきそうなイメージのしっかりしてチャキチャキした正しい美少女系(?)のヒロインの女の子とのコンビもよかった。
2話目以降は、1話と変わり、毎回、魔法でいろいろな設定のパラレルワールドに行って、ドタバタギャグの展開のようだ(自分にとって、おもしろくなるかどうか微妙)。登場人物たちも高テンションに変化。ちょっとヲタク入った人が、楽しめそうなネタが毎回提供されそうな感じ(僕には少ししかわからなそう?)。
ビスタサイズで制作されてます。
○ 天使な小生意気 (火曜深夜24:50〜 テレビ東京系)【公式サイト:テレビ東京】
原作は『週刊少年サンデー』連載。未読。
9歳のときに間違った魔法を掛けられ、男の子から最強(?)の美少女に変身させられた高校生のヒロイン(?)が主人公。
9歳の少年の心の上にポンと女の子の心を載せた感じの、ある意味純な少年っぽくも女の子的な性格(うまく表現できない)の主人公がかわいい(今のところ)。
声も少し少年っぽくもかわいい声でいい。
でもそのうち見なくなりそう。
今回、3作品ともにヒロインに惹かれている部分が結構大きいか?
そんなでいいのか?(卒業から1か月経つのに就職活動ほぼしてないし etc etc..)
春だしね(そういう問題じゃなく!)。
自分で自分を否定してもきりがないし。過去なんて、未来なんて!
本当にはそう思い込めない..。
いい加減な作品紹介だけでしたね。
■ やっと「千と千尋の神隠し」見たのだ。 (2002/3/31)
土曜日飲んだ後、終電終わってしまった友達が、オールナイトの「千と千尋の神隠し」を見にいこうかなと言ったので、まだ見てなかった僕は、よい機会だと思い付き合った。(以下、ネタばれ少しあり)
やっぱり、宮崎監督の世界観・世界の設定のようなもの(建物、小道具、乗り物、登場する人間以外の生き物、背景世界)は、惹かれるものが強かった。
友達とも一部話したのだが …… 少し暖かみのある懐かしさを感じさせる世界、デザイン。少し不思議さ・気味悪さがありつつ、かわいげもあるキャラクターたち(今回は、特に多い)。そして、少しオーバーだけど、わざとらしさを感じさせない気持ちいいギミックや動き。(少しって表現多いな..。)
今回は、雨が降って、海になり少し水没した線路の上を走る一連の電車シーンが特によかった。海の上を歩いているように千尋がその線路上を歩いていくシーンも。
そんな多くの人を魅了させる世界を想像でき、さらに表現できることはすばらしいし、ほんとうらやましい。
個人的に納得いかなかったのは、最初、わがままめで弱気な普通の子ども的な主人公が、仕事をもつことによって、瞬く間に宮崎アニメ定番の強くたくましく優しさをもった優等生的・超人的(?)子どもに変わってしまったこと。簡単に変われる人もいるけど、簡単に変わり過ぎな気がする。最初のリアル気味なところで惹かれただけに、自分的にはもう少しだった。2時間ちょっとの作品内でそこまでの変化は描けないかもしれないけど。宮崎監督自身が、優等生的・超人的人物を理想として、そうあるべきと考えているのかも。また自分が簡単に変われない人なので。
あと、自分のダメーな部分と重ね合わせてしまう「カオナシ(でよかった?)」(コミュニケーション能力低)をもっと掘り下げてほしかった。あんなに大騒ぎしたキャラクターなのに、最後は簡単に終わってしまったので。
でもかなり楽しめました。一睡もしなかった。
明日から4月。
就職が決まり、明日(月曜)から仕事に行く技術専門校のクラスメートの方、がんばってください。
■ 「千と千尋の神隠し」ベルリン国際映画祭金熊賞受賞 (2002/2/18)
昨日、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が、世界三大映画祭と言われているベルリン国際映画祭の最高賞の金熊賞に選ばれた。
濃いファンではないけども、子どもの頃からのアニメ好きの自分からすると、評価の高い映画祭で日本のアニメが最高賞を受賞したのはうれしいし、報われた感じ。監督も「アニメを映画として扱ってくれた映画祭の決断に感謝します」と話していた。
アニメって、実写に比べると低く見られがちだし、子ども向きと思われがちだし、昔ほどひどくはないにしろ、一般的に受け悪い方だし。一握りの作品は、一部のインテリの人たちに評価されるけど。
最近は、子どもの頃からアニメやゲームやマンガの世界に浸っている土壌ができているので(それはそれで個人的にはちょっと心配してしまう部分も。そういう世界に浸かってしまった自分と似た子が、後になって苦しまないかと..。どう捉えるかによるけど、そういった世界が直接の原因ではないのだけど。)、日本では受け入れられる土壌は厚くなっていると思うけど。まあ宮崎アニメは、ブランド強くて別格か。
前の雑記でも書いたけど(昨年5月)、アニメはゼロから人の手で作りあげるので、作り手側にものすごい労力とこだわりがいると思うのです(質の高い作品を作ろうとすると特に。他の仕事でもそうでしょうが)。
そんなことから、薄いながらもアニメ好きの自分としては、報われたと感じたりしたわけです。
こんなこと書いたのに、「もののけ姫」がイマイチだった自分は「千と千尋の神隠し」はビデオレンタルかTV放送で見ればいいかと思っていたので、まだ未見...。なんだかね..。
|