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    <title>ANIME&apos;S IMPRESSIONS</title>
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    <updated>2012-03-22T13:12:20Z</updated>
    <subtitle>ブログになって帰ってきた</subtitle>
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    <title>A-1 Pictures社長・植田益朗さん セミナー「アニメコンテンツとのつきあい方 ―アニメ制作は変わるのか―」 (2011.9.10)：レポート</title>
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    <published>2011-09-15T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-03-22T13:12:20Z</updated>

    <summary>9月10日(土)に代々木アニメーション学院主催　業界セミナーvol.2「アニメコ...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="a1pictures" label="A-1 Pictures" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="プロデューサー" label="プロデューサー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="植田益朗" label="植田益朗" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>9月10日(土)に<a href="http://yoani.jp/popup/news/release17.html">代々木アニメーション学院主催　業界セミナーvol.2「アニメコンテンツとのつきあい方 ―アニメ制作は変わるのか―」</a>に行ってきました。<br />
講師は、A-1 Pictures社長・植田益朗さん。会場は、代々木アニメーション学院 東京本部校。<br />
取材も受け付けていたので、<a href="/anime/2011/07/201107-01.html">前回</a>同様に後で詳細な記事が上がるかもしれませんが、レポートします。<br />
なお当日はUstreamでの生放送もありました。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにまとめ+記憶で補足している部分もあるので、実際の発言や本意と少し違ってしまっている箇所もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容を部分的にしかフォローできていません。</li><li>（ ）内は主に自分による補足説明です。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●植田益朗さん略歴</strong><br />
（※先に知っておいてもらった方が今回のレポートがわかりやすいと思われるので、記載しておきます[当日配られた資料とネットの情報を参照]。）</p>

<p>・1979年にアニメ制作会社の日本サンライズ（現サンライズ）に入社。プロデューサーの仕事をされる。<br />
・2000年にサンライズ退社後、フリープロデューサーに。<br />
・2003年からはアニメ等の企画・製作・販売会社のアニプレックス統括チーフ・プロデューサー。<br />
・2010年6月からはアニメ制作会社のA-1 Pictures代表取締役社長。</p>

<p>アニメ制作会社、フリー、製作・販売会社（ビデオメーカー）と複数の異なる立場からアニメのプロデュースの仕事をされてこられた方です。<br />
今まで「ガンダム シリーズ」「バイファム」「シティハンター シリーズ」「犬夜叉」「おおきく振りかぶって」「黒執事」「青の祓魔師」「FLAGS」等、数々のヒット作・話題作を企画やプロデュースされています。</p>

<p><br />
※司会は前回セミナーと引き続き、漫才師のサンキュータツオさん。台本ほぼ無しとのことでしたが、会話の沈黙も無く次々と話題を振り、話を聞き出されてました。<br />
　今回のレポートはわかりやすくするため、話した順番通りでなく、内容毎にまとめました。</p>

<p><strong class="stit">●プロデュサーの仕事や作品等に関して</strong></p>

<p>・略歴から今までの人生を振り返って：<br />
　映画が好きだったが（日本大学芸術学部映画学科シナリオコース卒業）、アニメを職業とすると思ってなかった。不思議な出会い。<br />
・現場の仕事が一番面白い。<br />
・「ガンダム」（第1作目）について：<br />
　「ガンダム」をやってなかったら、アニメ業界に残っていなかったかも。強烈だった。<br />
　ソフトのもっている強さ、既存のものにとらわれずにチャレンジしていくことを学んだ。例）当時は、子ども向けっぽい作品でないなどと関係者からいろいろ批判があった。<br />
　やっているときは非常に苦しかった。<br />
・サンライズ退社について：<br />
　行き詰まり感があった。「ガンダム」を超える作品とかできない。自分でつくりたいものもあった。<br />
・企画からつくりあげるまで一番苦労すること・気をつけることについて：<br />
　ターゲット（ユーザー）を意識することを一番考える。<br />
　やりたいことをシンプルにする。何を一番ターゲットに伝えたいか。<br />
・自分は、新しいものが好き、チャレンジすることが好き（全話ネット配信した「FLAG」[2006年]なども例に）。<br />
・制作の仕事（←プロデュース、企画、制作進行等かな？）で求められる人材について：<br />
　明るく元気で気の利いた人がいい（←サンキュータツオさんから"オタクにとってそれは3重苦のよう"とツッコミが(笑)）。<br />
　あと自分のやりたいことをもっている。</p>

<p>・作品は観はじめたら、最後まで観て欲しい。<br />
・時代の気分を敏感に感じることは昔から大事だと思っている。<br />
　しかし、今、流行っているものを容易に採り入れてはいけない（←富野由悠季[富野喜幸]監督の言葉）。<br />
・人間の心は内なるものに向かっているときと外に向かっている時がある。<br />
　今後は外に向かうようなイメージが広がる作品をつくっていきたい。地球の外に向かっていく作品など。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●A-1 Picturesに関して</strong></p>

<p>・来た仕事はだいたいやる。<br />
・A-1（A-1 Pictures）らしさについて：<br />
　一つ一つ丁寧にやっている。それは大事にしたい。<br />
　丁寧に出来る理由は、ギリギリまでやっているからでは？　スタッフが優秀だからでは？<br />
・業界No.1になろうと思っている。何のNo.1かは敢えて言わない(笑)。<br />
・A-1は新しいビルなのできれい。<br />
・作画机は特注で1.5倍（←1.3倍だったかも？）くらい広い。<br />
・A-1つくる際、3Kの職場にしないように志した。<br />
　アメリカのアニメーションスタジオの職場にも視察に行った。アメリカは土地も広いし日本とは職場環境が違った。<br />
・A-1の職場環境に関しては、非常に好評。<br />
・立ち上げ時、人が来てくれるか心配だった。<br />
・アニプレックスからは勝手にやれと言われた（A-1はアニプレックスの株式資本100％の会社）。やるからにはいいものつくってねと。<br />
　最近はアニプレックス以外の（受注）作品がいいので、白い目で見られたりする(笑)。（植田さんは、アニプレックスの常務も兼任）<br />
・東日本大震災後、ソニー（親会社のアニプレックスはソニー傘下）のNPOで自社のアニメを被災地で上映してもらっている（「ぜんまいざむらい」等子ども向けの作品のよう）。<br />
・A-1の社長になって：若い人がいかにやる気を出して仕事をしてくれるかが私の仕事。<br />
・ガンダム、エヴァに続く歴史に残る作品をつくりたい。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●アニメビジネスに関して</strong></p>

<p>・どういう風に（ネット）配信を絡ますのが作品にとってよいのか毎作品考える。<br />
・配信してもしなくてもDVDの販売に影響ないのでは？<br />
・日本のDVDは高い。価格下げるのも検討しているが、現状は売上変わらないので。<br />
・パッケージが売れなくなる時期が来ることも考え、どのように商売をしていくか考えろとプロデュサーたちに言っている。<br />
　それに対していろいろ手法はあるが、作品毎に変えていく方法。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●アニメ制作業界の現状とこれからに関して</strong></p>

<p>・アニメ制作の労働状況について：<br />
　各社の努力だけではもう限界。<br />
　ビデオメーカーにもっとお金を出して欲しい。でも採算などで限界あるなど難しい。<br />
　法律で決めてくれるとか。<br />
・現状の業界について：<br />
　ビデオメーカー主導の（資金）回収なので作品の範囲が狭くなっている。<br />
　TVの力が弱くなった。ゴールデンタイムでほとんどアニメがなくなった。<br />
　そのため、多くの人と向き合える作品やそれをつくるスタッフがいなくなった。<br />
・国の法律で各TV局のゴールデンタイムでアニメ作品を1番組、最低2クール放送するようにしてほしい。時限立法で3年くらいとか。<br />
　極端な話だけど、それくらいのことをやってほしい。国もいろいろやっているが。<br />
・10年後の業界に関して：<br />
　アニメは無くならないと思っている。ビデオメーカーは特に要らないとされ、アニプレックスは無くなっているかもしれないけど、A-1は残っているだろう。</p>

<p><strong>○アニメ制作の町(？)構想</strong><br />
・アニメ制作を商売として成り立たせている人は、（日本では）1万5千人くらいでは？<br />
・1か所に全アニメ制作会社が集まって、町やテーマパーク（←うろ覚え）のようにするのはどうか？<br />
　住居や老人ホームもある。<br />
・何を残していくか、伝えていくのかが難しい（アニメ制作のテクニックなど）。<br />
　一世を風靡した人も人知れず去っていく。そうしたことを防ぐ、技術を伝えるためにも1か所に集まるのはいいのでは？<br />
・クリエイターが集まって、ブランディングした場所にする。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：シニア向けアニメについて。<br />
A：団塊の世代は、いいものであればお金を払う人たち。<br />
　目が悪くなるので、（作画を）1コマ打ちでなく止めとかで(笑)。</p>

<p>Q：アニメを一般にも理解してもらうためには？<br />
A：アニメはサブカルに近いのでメインストリームに出なくてもよいのでは？と思っている。<br />
　幅の広い作品がアニメの地位を上げていくと思う。</p>

<p>Q：プロデューサーとして気をつけること、フリーのプロデューサーとして気をつけることについて。<br />
A：TV局のプロデューサーとして：クリエイターは自信があるようで無いところがあるので、褒めないと力を発揮できない。<br />
　フリーになった瞬間、人が集まらなくなる。人間関係がわかる。<br />
　日本の場合、会社の看板が強い。その会社の看板を積極的に使うのもあり。<br />
　プロデューサーを目指す人は、いろいろなことを経験して欲しい。</p>

<p>（↓以下、Ustream生放送終了後の話。）</p>

<p>Q：ゴールデンタイムでアニメをやるとしたら、どんな作品をやりたいか？<br />
A：オリジナルでSFで宇宙に向けた話。</p>

<p>Q：A-1のライバル会社は？<br />
A：ライバル、目標はたくさんいる。これっていうのは無い。<br />
　自分はポリシー無いが、スタッフが面白がれるものをつくりたい。</p>

<p>Q：A-1の作品を3D化したいか？<br />
A：映画などでやってみたいが、ビジネス的にはまだ難しいかな。</p>

<p>Q：監督をどう育てるか？<br />
A：いろいろな作品をやらせるしかない。<br />
　クール短いと演出難しいので、長いクールの作品があってほしい。そのためにも法律でTV局のゴルデンタイムにアニメ番組を(笑)。<br />
　作品の多様性がなくなって狭くなっている。つくっている方も。<br />
　深夜とゴールデンタイムではアニメのつくり方も違う。</p>

<p><br />
<strong class="stit">今回セミナーを受けて</strong></p>

<p>植田さんの話から、2006年の初TVシリーズ制作以降、数々の注目作・人気作をつくってきたA-1 Picturesのことが少しは知れ、よかったです。<br />
親会社のアニプレックスとの関係も思っていたより自由そうだったり、自社ビルを建てる際、3Kの職場にしないように志し、そうした職場環境をつくった話も印象的でした。</p>

<p>アニメ制作会社（受注側）とビデオメーカー会社（発注側）という異なる立場のプロデュサー経験をもたれていることから、その関係や問題点等についての話もいろいろ聞けるかなと思っていましたが、逆に双方の事情をわかっていられるためか、厳しい意見や突っ込んだ話は少なめでした。その点は、少し期待していただけに残念でした。</p>

<p>セミナーのお題「アニメコンテンツとのつきあい方 ―アニメ制作は変わるのか―」にかかわることに関して、今後のアニメ制作業界・作品をよくしていく方法として、各アニメ制作会社が1つの場所に集まり一つの町・コミュニティーをつくるという構想が大胆で面白かったです。夢のような計画で実現は諸々大変そうに思えますが、もし実現してうまく機能し継続できればアニメ制作の継承・発展、制作者の福利などにも大きく貢献しそうで素敵かなと。<br />
一方、国の法律によって解決を希望するものとして、制作者の賃金等の労働状況、TV局ゴールデンタイムのアニメ番組義務化のアイデアを話されていましたが、前者は昔から指摘されていますがなかなか改善できない問題、そして後者は日本の現状では実現はかなり厳しそうに思えます。</p>

<p>現在の商業アニメ制作は、人も資金も大量に必要としますが（TV1クール作品の制作費だけで1億前半～2億くらいは掛かると思われる）、ユーザー（視聴者）側の人気・注目・支持が高く、熱心なファンも大勢います。<br />
DVD・BD等のパッケージ販売で資金を回収し利益を上げるビジネスモデルがいつまで主流として続けていられるかわかりませんが、今後、どのような方向になっていくか興味深いです。</p>

<p>個人的には、制作側の人々へささやかでも何らかの報酬・評価を受け取ってもらう一手段として、ユーザーが各制作者のプチ・スポンサーになるような、各制作者に投げ銭をするような方法を期待を込めて想像してたりします。ITを使い、例えば「いいね！」ボタンなどを押すような簡単な感じで。<br />
以下、その想像を荒いですが箇条書きで。<br />
――――――――――――――――――――<br />
○出来れば作品の各制作者の担当パートをわかるように表示させる<br />
・フォークソノミー的な仕組み（全てのユーザーで情報を追加・修正していくような仕組み）も使用して生成する。<br />
・ニコニコ動画的な再生動画のタイムライン上にコメント表示とかがベストかな？　切替で複数の内容別のコメントが見られるようにする。一般用、担当制作者情報用、評価用、プチ・スポンサー（投げ銭）用とか。<br />
・OPやEDのキャスト・スタッフの各名前にも当該ページ（情報、評価、プチ・スポンサー用がまとまったページ）へのリンクを付けておく。<br />
・その情報が蓄積・整理されてデータベース的にも使用できるように。</p>

<p>○お金的なもの（お金と同価値に使えるポイント的なものとか）と評価・気持ちを各制作者へ届けられる仕組み<br />
・一人一人では少額でも集まれば少しはましな額になるかも。<br />
・ユーザーの評価とメッセージも表示（再生動画のタイムライン上にも簡易表示）。<br />
・制作者の人は登録してもらえば、個別にお金的なものや評価・メッセージを受け取れる。</p>

<p>○各ユーザーの後援（投げ銭）・評価情報も共有・参照出来る仕組み<br />
・誰をorどんな作品をorどんな回をorどの瞬間をどの程度後援・評価しているか等。<br />
・その情報が蓄積・整理されてデータベース的にも使用できる。<br />
――――――――――――――――――――<br />
ユーザーや配信作品も多くCGMやSNS的機能もあるニコニコアニメチャンネルなどに取り入れられたら、盛り上がりそこそこ機能しそうな気がしています。<br />
制作費の巨額な資金を集める事は無理そうですけど、現状、視聴者の各制作者に対するポジティブな評価はまだまだはっきり現れにくい・当人には届きにくい印象があるので、言葉や報酬として直接届けられるのはよいかなと思います。<br />
基本はポジティブな評価以外付けられない仕組みがいいと思っています。それでも他人と比べられる結果にもなるので嫌がる人もいるでしょうね。ポジティブだとしても他人に評価されるのを嫌がる人もいるでしょう。<br />
そして問題や場が荒れる等が多々起きそうなお金的なものや評価を扱うので、その辺りはかなりうまく注意しないといけないと思われます。<br />
似たようなことを考えている人はいると思いますけど。<br />
もしかしてそういう行為は、法律的に問題あるのかもしれませんが、特に調べてないのでわからないです。</p>

<p>セミナーでは、自分が放送当時大好きだった「銀河漂流バイファム」をプロデュースされたときの話もちょっと聞きたかったですが、残念ながらありませんでした。<br />
植田さんには、今後もアニメ制作業界やよい作品が世に出てくるために頑張っていただきたいです。<br />
そのうち制作される可能性があるかもしれないA-1 Picturesの宇宙を舞台にしたSF作品も楽しみにしておきます。もしかしたら富野由悠季監督新作だったり？　でもやはりサンライズの制作かな？</p>

<p>次回の代々木アニメーション学院の業界セミナーは、来年の予定とのことです。</p>

<p><br />
※2012/3/18：最後の方の文章追加・修正</p>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。</p>]]>
    </content>
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    <title>フジテレビ ノイタミナ編集長・山本幸治さん セミナー「変わりゆくテレビアニメ ―いままでと、これから。―」 (2011.7.10)：レポート</title>
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    <published>2011-07-13T12:00:00Z</published>
    <updated>2011-09-14T09:32:43Z</updated>

    <summary>7月10日(日)に代々木アニメーション学院主催　業界セミナーvol.1「変わりゆ...</summary>
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        <name>キョウ</name>
        
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    <category term="ノイタミナ" label="ノイタミナ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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    <category term="山本幸治" label="山本幸治" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p>7月10日(日)に<a href="http://yoani.jp/popup/news/release16.html">代々木アニメーション学院主催　業界セミナーvol.1「変わりゆくテレビアニメ ―いままでと、これから。―」</a>に行ってきました。<br />
講師は、フジテレビ ノイタミナ編集長・山本幸治さん。会場は、代々木アニメーション学院 東京本部校。<br />
その日の内にまとめ等がネットに上がっていましたが、メモ取っていたのでレポートします。<br />
会場はほぼ満員でした（定員の120人位？）。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で少し補足しているので、話の要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容を部分的にしかフォローできていません。</li><li>（ ）内は主に自分による補足説明です。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●代々木アニメーション学院 学院長の挨拶</strong></p>

<p>・来年設立35周年になる。そのプレ（行事）というわけではないが、今回、セミナーの第一回目になる。<br />
・学院は現在17学科ある。それぞれの各業界の人を招いてプレゼンス（存在感）を獲得したい。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●山本幸治さんの話</strong><br />
（※司会は漫才師のサンキュータツオさん。自分の事をバカなオタク代表と茶化して紹介してましたが、司会進行も慣れた感じにスムーズで頭の回転も早そうな印象の人でした。）</p>

<p>・シナリオ打ち合わせはだいたい出る。アフレコはあまり行かない。<br />
　企画によって入り方は違うが。<br />
・製作委員会の座組もやっている。（参照：<a href="http://www.contents-repro.com/info/?q=committe_zagumi">座組(コンテンツ・リプロデュース)</a>）<br />
　ビデオメーカーには少し煙たがれる。<br />
　ブランドを維持するためには（自分たちが座組をする事は）必要。<br />
・企画を出すのは自分たちからは半分くらい。<br />
・企画の選定基準について：1.メジャー原作もの（「のだめ」etc）、2.社会派オリジナルもの（「東のエデン」etc）、3.びっくりもの(？)・異ジャンルもの・尖ったもの（「空中ブランコ」etc）<br />
・1回ノイタミナは方向転換をしている。<br />
　はっきりここからと決められないが、「東のエデン」辺りからか？　一般性にオタクカルチャーを取り入れる方向。<br />
・自分のプランニングは3割位しか通らない。前は1〜2割だった。<br />
・スポンサーの優先順位がDVD売上が一番でない事がある。<br />
・アニメ製作はパワーバランス（力関係）少ない。行政(？ ←政治的な活動の意味かな？)少ない。<br />
　例として、今回、あの事務所の人を使わなかったから、次回、使うetc。<br />
・皆が出来る訳でないが、その作品をつくる制作会社にスポンサー1社で出資してくれる状況がよい（理想？）かなと思う。<br />
・前は売上（BD,DVD）無くても視聴率よかったらOKだった。<br />
　今は全体的にTV視聴率が下がってきているので、そういうわけにもいかなくなってきている。<br />
・視聴率がよくて売上もよいのが、もちろんよいのだが、自分はブランドを一番大事にしたい。<br />
・「のだめ」の一期目は、2chに貼られている数字より3倍くらい売れている。2chで貼られる数字は初動なので、その後の数字が加算されていない。<br />
　「墓場鬼太郎」もNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」の影響もあり、バックオーダーがかなり来た。<br />
・2chは最近見ている。コンプライアンス的にまずいので（←会社側からチェックしてくれと求められているのかな？）。<br />
・自分はコア向け（志向）。それではいけなかったので、一般要素を取り入れた。<br />
　コア向けに軸を移してきている。<br />
・（IS(インフィニット・ストラトス)の話題が司会者から出た流れで）IS全話観てる。好き。<br />
（上記で言われた"コア"という意味が、設定・演出・作画・シナリオ等が凝ったクオリティの高い作品好きという意味か、アニメオタクのコアの一極である萌え好き周辺の"コア"の意味か説明無くわかりませんでした。IS好きと話されてましたが、たぶん前者のような感じに思われます。もし萌えキャラ大好きだったりしたら、意外です(笑)。）<br />
・つくる人に対して：フリーの集団的なやり方がうまくいっているけど、もう少し組織立った方がよいような。シンプルにつくれる人は強い。自分たちはいろいろ考えるので。<br />
・ノイタミナの独立性を高めたい。フジテレビでなくても通用する位のものに（フジテレビから出る事を目標としている訳でない）。<br />
・10月からローカル局でも観られるようになる。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：神山監督の次回作はあるか？<br />
A：（自分にとって）特別な人なので是非やりたい。</p>

<p>Q：「TIGER & BUNNY」(現在放送中)について。<br />
A：面白かった。ちゃんとビジネスとして出来ているか、継続出来る（ビジネスの）スキーム（枠組みをもった計画）あるかわからない。</p>

<p>Q：TVをやらずに劇場版をやる事はあるか？<br />
A：ジブリのようにならなければ、できない。<br />
　やるとしたら作品ベースで。</p>

<p>Q：スポンサーのお金の出し方に関して、キー局とU局の違いについて。<br />
A：U局は圧倒的に安い（←放送枠の料金かな）。DVD売上（の目的）だと効率的。</p>

<p>Q：ノイタミナで町おこし等のイベントや一般に広げる施策等、何か考えているか？<br />
A：一般に広げる事はいつも考えている。施策はしていく。<br />
　「あの花」ショップは、混んでいるけど商品の単価が安いのでまだまだ。<br />
　キャラデザとかの一般性も悩んで決めている。<br />
　制作費は1クールで2億位。<br />
　ビデオメーカーが半分位出す事ある。U局アニメだと1/5位か？<br />
　(追記[7/21]：一部、自分の聞き漏らしがあったようです。上記の"U局アニメだと1/5位か？"は制作費ではなくスポンサー費の事らしいです。<br />
　参照：<a href="http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1107/20/news005_5.html">Business Media 誠：DVDだけではないビジネスを模索したい----フジ・ノイタミナプロデューサーが語るアニメの今 (5/6)</a>）<br />
　自分は、最近はドラマ（実写）の方が、絵空事に見えてしまっている。</p>

<p>Q：ノイタミナショップがアキバでなかった理由？<br />
A：パルコの方から話があった。</p>

<p>Q：ノイタミナ枠の編成と前後の順序について。<br />
A：オリジナル2本の方がインパクトあるだろうとかすごい考えてやっている。思ったよう（な編成）にはならない事もあるが。</p>

<p>Q：「あの花」のEDを「secret base」にした理由について。<br />
A：ソニー・ミュージックの人とメールでやり取りしている中で候補に出てきた。<br />
　賛否半々だったが、最後は"でもこれだね"という事で決まった。<br />
　シナリオ5〜6話の会議で決定。はじめの方で決まっていた訳ではない。</p>

<p>Q：今後どんなジャンルのものをやってみたいか？<br />
A：ガンダム、仮面ライダー、ウルトラマンのようにシリーズ化出来るようなコンセプトがあるものもつくってみたい。</p>

<p>Q：ゲーム業界とのコラボレーションについて。<br />
A：優秀な人が集まっているし、一緒にやりたい。<br />
　既にある人気のあるゲームのアニメ化は考えてない。<br />
　同発的にやるものを今、仕込んでいる（メディアミックス）。もしかしたら、ぽしゃる可能性もあるが。</p>

<p>Q：作品の時間について（「刀語」の1話1時間や15分番組も増えている現状があるが）。<br />
A：週1時間の番組は、それに耐えられる制作会社はない。<br />
　上下段が連動しているのもいいかも。<br />
　今後は2クール増える。</p>

<p>最後に代アニ側の司会の方から質問。<br />
Q：学院の（プロデューサーを目指すような）生徒たちに対して、これだけは押さえて欲しいという点は？<br />
A：アニメ製作は分業制だが、全体像を押さえて欲しい。</p>

<p><br />
<strong class="stit">今回セミナーを受けて</strong></p>

<p>ノイタミナ枠は、テンプレ的なTVアニメと違う新鮮さを感じる作品が多く（映像面でもストーリー面でも）、ずっと好きな枠だった事もあり（作品により好き嫌いありますが）、今回、受講しました。アニメプロデューサーが講師のセミナーは初めてでした。<br />
セミナーのお題「変わりゆくテレビアニメ ―いままでと、これから。―」については、あまり多くの話がなかったですが、ノイタミナ枠の考え・姿勢等について興味深い話を聞けました。<br />
製作委員会の座組もしシナリオ会議にほぼ出席しキャラデザにも細心の注意を払う等、自分が思ってた以上に作品内容に入り込み、想像以上にブランドを大事にしていた事がわかりました。<br />
だからこそ、ノイタミナ枠の独自性が出ていた・守られていたのだなと思われました。<br />
今後も他のTVアニメとは一味も二味も違う新鮮に感じる作品を企画・製作される事を期待します。</p>

<p>あとビデオメーカーの制作費出資がノイタミナでは半分位の事もあるという話は意外でした。<br />
ノイタミナでは視聴率がよければDVD等の売上をそれ程気にしないという主旨の話を以前にも読んだ覚えがあり、今まで評価は高くてもBD・DVDの売上が悪い作品もそこそこあった印象があったからです（6月末に終わった「あの花」BD・DVD1巻の初動売上はノイタミナ史上最高でしたが）。そのため、製作委員会以外のスポンサー（作品関係の販売等をしないスポンサー）が少なからず付いていると思っていました。ノイタミナの場合は、広告代理店と契約するスポンサーかな？<br />
しかし、今回の話にも出ていたように、全体的にTV視聴率が低迷している中、ノイタミナ枠でもそういったスポンサーが付き辛く、最近はBD・DVD売上で制作費回収という方向が強くなったためでしょうか？　憶測ですが。<br />
<!--[聞き漏らしのため非表示]U局深夜アニメは製作委員会以外のスポンサーはあまり無いと言われていて、ビデオメーカーの出資が多いのかなと思っていましたが、それ程でもないようなのは意外です。放送枠の料金が安めのため、BD・DVD販売の宣伝として効率がよいという分析もよく見てたので。<br />
U局深夜アニメは、売上が高く上がっている人気のあるラノベ、ゲーム、マンガ原作等が多いので、メディアミックスで更なる売上を期待する著作権持ちの各会社の出資が多いのでしょうか？<br />
以上、詳しくないので、憶測です。--></p>

<div><br /><strong>※今回のセミナーのまとめ</strong><br /><ul><li><a href="http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1107/20/news005.html">Business Media 誠：DVDだけではないビジネスを模索したい----フジ・ノイタミナプロデューサーが語るアニメの今 (1/6)</a><br />（正確性高そうで詳細なニュース記事）[7/21追記]</li><li><a href="http://togetter.com/li/159965">Togetter - テレビアニメーション業界セミナー第一回「変わりゆくテレビアニメ　―いままでと、これから。―」レポート</a></li></ul></div>
<div><strong>※ノイタミナ 山本幸治プロデューサー関連</strong><br /><ul><li><a href="http://togetter.com/li/67171">Togetter - アニメがいま大ピンチ ～ノイタミナ、その新しい挑戦～@早稲田祭 レポート</a></li><li><a href="http://luvits.jp/column/luviani/2519/">ラヴィアニ！ 第3回『ノイタミナ』特別インタビュー！【後編】 | ラヴィッツ！</a></li><li><a href="http://www.style.fm/as/13_special/mini_interview/noitamina_1.shtml">WEBアニメスタイル | フジテレビ山本幸治プロデューサーが語る "ノイタミナ"の軌跡と、新たな展開</a></li></ul></div>

<p><br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>

<p><br />
----<br />
今年入って、2回目の更新です。<br />
美大卒業生たちの短編アニメーションを観てよかった感想とか、「あの花」最終回だけ個人的に付いていけなかった事とか、TVアニメのストーリーに関して気になっている事とか書こうかなとも思いましたが、よい文章を書けると思えず、一から文章書く気も起きず。</p>

<p>ところで、<a href="http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#director">アニメーション監督術</a>の講義は去年の12月以降まだ1回も行われていないので、レポートもまだ無しです。<br />
やはり学校側の伝手も全てなくなり、誰も講義に来てくれなく、残念な放置状態なのかな？<br />
追記[7/19]：8月実施で調整中との連絡メールが小さな学校から来ました。</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第59回アニメスタイルイベント「インタビューする人／される人」：レポート</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2011/02/201102-01.html" />
    <id>tag:close2.net,2011:/anime//2.38</id>

    <published>2011-01-31T15:30:00Z</published>
    <updated>2011-03-06T07:43:52Z</updated>

    <summary>1月27日(木)に第59回アニメスタイルイベント「インタビューする人／される人」...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="アニメスタイルイベント" label="アニメスタイルイベント" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="今石洋之" label="今石洋之" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="佐藤順一" label="佐藤順一" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="小黒祐一郎" label="小黒祐一郎" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>1月27日(木)に<a href="http://www.style.fm/as/08_event/59_konohito.shtml">第59回アニメスタイルイベント「インタビューする人／される人」</a>に行ってきました。<br />
編集者／ライター等の仕事をされている小黒祐一郎さん著<a href="http://www.style.fm/as/02_topics/topics/top_101210a.shtml">『アニメクリエイター・インタビューズ　この人に話を聞きたい　2001‐2002』</a>の刊行記念トークイベントです。<br />
個人的に興味深い話が聞けたので少しレポートします。</p>

<p>実は、アニメスタイルイベントに参加するのも会場のLOFT/PLUS ONEに行くのも、はじめてでした。昔からどちらも行ってみたいと気になっていたのですが、時間が合わなかったり、元気なかったりで行かずじまいでした。<br />
今回は、アニメをつくる人たちに対するインタビュー自体の具体的な話が聞けそうでとても興味があり+今石洋之監督と佐藤順一監督の話も聞けるというので、がんばって行ってきました。<br />
「この人に話を聞きたい」単行本第1弾の『この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001』も読んでいて、内容が興味深く面白いと思っていましたし。<br />
会場は満員でした。男性率が8〜9割くらいで高かったです。<br />
以下、自分が興味を感じた点の部分的なレポートです。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で補足しているので、話の要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>（　）内の説明文章は内容をわかってもらえるようにと自分が加えたものです。前後の会話内容の補足にもなっています。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●第一部　インタビューする人サイド</strong></p>

<p>アニメ評論家の藤津亮太さんを聞き手役に、小黒さんがインタビューの現場での事から記事原稿作成まで、そして自分とインタビューの関係等について話してくれました。<br />
以下、記載がない箇所は全て小黒さんの発言のまとめです。</p>

<p><strong>○インタビューの現場での事について</strong><br />
・気持ちよく話してもらう事が鉄則。<br />
・1聞いて10も20も答える人等長く話す人の場合、（時間内に）聞きたい事の最後まで話を聞けなくなるので、強くうなずいたり、話を捉えて次の話題に移るようにしたりする。<br />
・インタビューの時間は、撮影込みで3時間が標準。<br />
・質問事項をメモって持っていったのははじめの1回目のみ。<br />
　作品リストは持っていく。<br />
・新房さん（新房昭之監督）はお酒入らないと取材受けないので、監督なじみの居酒屋で取材する。</p>

<p><strong>○テープ起こしについて</strong><br />
・テープ起こしは外部の人に頼んでいる。2時間分が1週間で上がってくる。<br />
・起こした人のフィルターが必ず入っている。<br />
・第三者が行なったテープ起こしにより少し客観視できる。ミスも少し減る。<br />
・時間がないのでテープ起こしは、今は自分でやらない。テープ起こしの作業は自分は好きではなかった。</p>

<p><strong>○原稿作成について</strong><br />
・テープ起こしを何度か読んで（記事の原稿の）ストーリーを見付ける。<br />
・「この人に話を聞きたい」（『アニメージュ』連載）の原稿は3日でつくる。<br />
・インタビューの流れを重視して原稿つくる。インタビューの各部分を素材的には使わない。<br />
・原稿の文章を推敲しないとインタビューした相手と自分だけがわかって、読者にはわからなかったりするので、必ず推敲は必要。<br />
・しゃべっているそのままのニュアンスと読みやすい文章の間で常に揺れている。<br />
・語尾はリズムに合わせて直す。例）"〜ね。"、"〜って。"等を<br />
・インタビューされた人が自分はこういう風にしゃべっていたと思うようにしつつ、読んでわかるように仕上げる。<br />
・会話の呼吸部分では"点"（読点？）を入れる。読みやすくなるように。<br />
・昔は句読点の付け方で激しく言い争った事もあったが、今は"まあまあ"という感じでやっている。</p>

<p><strong>○インタビューの仕事と自分との関係等について</strong><br />
・インタビューの仕事は自分の表現みたいなもの。<br />
・藤津さん質問：外部の何か（社会・経済・歴史etc）に作品等を位置付けると評論になるが、そういう方法を取ろうと思った事はないのか？<br />
　小黒さん答え：自分は評論にはあまり興味が無い（自分が評論する事には興味が無いの意味）。<br />
・自分の<a href="http://www.style.fm/as/05_column/365/365_bn.shtml">アニメ様365日</a>の連載では、評論する事自体が目的になると健やかでない気がしたので、感想というスタンスにした。この作品が好きだと。<br />
・自分は究極のアニメファン(笑)。<br />
・インタビューという仕事に惹かれた（←うろ覚え）きっかけについて2つ<br />
　一つ目：中学生のとき、マンガや映画の解説等がある事を知り、そうした言葉による豊かな世界があると衝撃を受けた経験から。<br />
　2つ目：80年代のとき、小さい欄の記事のインタビューを若い演出家の人（←アニメーターだったかも？）にしたとき、質問に答えてもらうのを拒否された事があった。"どうせ話しても載せてもらえないんでしょう"と言われた。<br />
　たぶんその人は今までそういう機会がある度、考えている事を沢山話してきたけど、ほとんど記事として載せてもらえなかったのでは？と思えた。その人の気持ちはわかるが、自分にとってその経験はトラウマだった。<br />
　その経験も長いインタビュー記事に取り組もうと思ったきっかけだった。<br />
・インタビューでは、その人の仕事のやりがいを聞きたい。<br />
　こういう狙いがあったから、こうつくったという話も聞きたい。<br />
・"「この人に話を聞きたい」はいつまで続けたいとかの目標はあるか？"との藤津さんの質問に対し、"今終わってもよい。とりあえず150回が目標。"との事。<br />
・（「この人に話を聞きたい」の連載に関して）俺を倒しに来い(笑)。その時は、"倒されるのを今まで待っていた"と言って倒れる(笑)。（←細部うろ覚え）<br />
・『アニメージュ』に俺が俺がという人がいたら、「この人に話を聞きたい」の連載は100回以上も続かなかったように思う。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●第二部　インタビューされる人サイド</strong></p>

<p>今石洋之監督と佐藤順一監督が登壇し小黒さんが進行役的な立場になり3人での話。</p>

<p><strong>○はじめに</strong><br />
今石監督：<br />
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」に関する小黒さんの質問に対して：<br />
・下品はやり切った（地上波でできるレベルで）(笑)。<br />
・親戚には（放送していた事を）知らせてない。奥さんには"いい加減にしろ"と言われた(笑)。</p>

<p>佐藤監督：<br />
「たまゆら」のTVアニメ化決定の話題に対して（会場からも拍手）：<br />
・（はじめから決まっていた）出来レースではない(笑)。<br />
　スタッフ・キャスト・関係者も一生懸命やっていたので、そのように思われてしまうのは歯がゆい（←うろ覚え）。</p>

<p><strong>○インタビューされる事や他の人のインタビュー記事に関して</strong><br />
今石監督：<br />
・インタビューを読むの大好きだった。<br />
・「この人に話を聞きたい」のインタビュー取材の話が来たとき(1999年)、やっときたと思った。舞い上がっているのを抑えようとしながらインタビューを受けた。<br />
・インタビューを受けるようになると、その事で"自分はもう出来上がった"と思ってしまう面もあるのでは？　励みにもなるけど。<br />
・「グレンラガン」のとき、同じ質問に同じ答えばかり何度もしなくてはならず、鬱になった。俺は壊れたテープレコーダーかと(笑)。</p>

<p>佐藤監督：<br />
・インタビューはじめに、"この作品はどんな内容の話ですか？"など調べたら簡単にわかる事を聞かれると少しテンション落ちる。<br />
・あまりインタビューは読まない。<br />
　でも高畑（高畑勲監督）さんの話したものを読むのは好き。納得できる。自分の中にスッと入ってくる。</p>

<p><strong>○インタビューの原稿チェックに関して</strong><br />
今石監督：<br />
・インタビューの原稿チェックでは、ほとんど直さない。大まかに内容が合っていればいい。<br />
・自分で"(笑)"を足したりする事はある(笑)。<br />
　自分の会話は、活字になると、冷たく高圧的な感じになっているように思うので。</p>

<p>佐藤監督：<br />
・意味が通じないところを直すくらい。<br />
・自分がしゃべった事だから仕方ない。またWiki等に書かれちゃうかなと(笑)。<br />
・昔は原稿チェックなかった。出てからわかった。</p>

<p>小黒さん：<br />
・90年代に入ってから原稿の精度を求められるようになった。<br />
　それより昔はFAXも普及していなくて、メールもなかったから。<br />
・80年代でもプロデューサーが原稿見せてくれと言う事はあった。<br />
・インタビュー8000字全部を直す人がいた。</p>

<p><strong>○取材時の写真撮影に関して</strong><br />
小黒さん：<br />
・撮影は、今は携帯で写真を撮る人も多いので、外で撮っていても人にあまり注目されない。昔は結構注目を浴びた。<br />
・顔出しNGの人は、皆、どこか少し開いていない印象がある。話の内容も。<br />
　インタビューの場ではじけて結構話してくれていても、原稿チェックの段階で直されてしまったりする。<br />
・写真ではじけている人（はじけた感じに撮られる人）は、話の内容もはじけている。</p>

<p><strong>○作品を観る事とインタビューの関係について</strong><br />
小黒さん：<br />
・自分は、作品をつくる人側というより観る人側。<br />
・（アニメ作品を）観る人の一貫として、インタビュー（の仕事）がある。</p>

<p>今石監督：<br />
・（自分が読んだ）インタビューを楽しむために作品を観る(笑)。</p>

<p><strong>○Webと紙のメディアによる記事の読まれ方・伝わり方の違い</strong><br />
（アニメ誌では触れないようにしているゴシップ的な記事も面白いのでは？との話題から）<br />
小黒さん：<br />
・Webでは、（その記事自体に）あまり興味が無い人も見てしまう。<br />
　例えば批判的な箇所のみとか、そこだけ都合のよいように抜き出されて読まれてしまう。<br />
　アクセス数だけは多くなるかもしれないが、そういった事もあり、ゴシップ的な記事はWebには向いてないと思う。<a href="http://www.style.fm/as/">WEBアニメスタイル</a>を続けてきた経験からもそう思う。<br />
　紙と読まれ方が違う。紙だと普通ははじめの文章から順番に最後まで記事を読んでもらえる。紙は興味のある人だけが読むので限定される。</p>

<p><strong>○最後に</strong><br />
小黒さん：<br />
・インタビューで聞きたい事を聞けなかったときは、100人中1人くらい。<br />
・でも聞きたい事の質問に辿り着けなかった事は無い。<br />
・ここまで考えて（作品等を）つくっているとイメージして取材し、さらにその上で考えてつくっていると、すごい感動する。<br />
・その人が参加した作品等を見ていき、（その人のやり方等の）答えが出るまで、その人に取材しに行かない。<br />
・自分が考えた答えを、（その取材で）確認しにいく。<br />
・高畑（高畑勳監督）さんは、想像出来ないのでまだ取材出来ない。<br />
・自分のインタビューの最後の高い山は、高畑さんと思っている。<br />
・ずっとやっているといい事もある。</p>

<p>第二部では、半分冗談的なネタ的な笑える話も結構ありましたが、それは省略しておきます(笑)。</p>

<p>イベントでの話は以上です。</p>

<p><br />
<strong class="stit">イベントに参加して</strong></p>

<p>自分が観ていない作品等わからない話題もありましたが、アニメスタイルイベント初参加で新鮮だった事もあり、面白かったです。小黒さんをはじめ登壇者の個人的な経験からの興味深い話、そして笑わせてもらえる話も多くあり。</p>

<p>インタビュー予定の人が参加した作品を見まくり、その人の仕事に対するやり方・考え方の答えを見付け、その答えを確認しにいくという小黒さんの取材のやり方が、特に面白く思われ印象に残りました。<br />
答え合わせをしにいくとも言えそうな取材は、インタビューの経験も知識も特にない自分には思っても無かった事でした（後から改めて考えたら、あり得そうでもある事と思いましたが）。<br />
そのやり方を聞いて、考古学者が残された痕跡から昔の状態を推測するような、科学者が仮説を実験等で証明するような事も連想させられました。<br />
また、わかる人にはわかると言えそうな次元の話をお互い確認するために会うという行為が、2人で秘密を共有する密会のようなイメージもしました。<br />
そのときのやり取りは、取材する側にとってスリリングでテンション上がる体験になる事も多いのだろうなと思いました。さらに自分が思っていた以上の答えがあったときは、とても感動されるという話だし。<br />
話を聞いて、小黒さんの入念な下調べ（限られた時間内で）、粘り強い作品鑑賞・分析・考察、目利きな通である視点、豊富な知識とその記憶力、そして作品自体やつくり手の人に対する愛や熱意があるから、貴重ないろいろな話が取材出来ているのだろうなと思えました。</p>

<p>今回、はじめてしゃべっている小黒さんを見ました。書かれている文章等から低めの声で落ち着いた感じに話す人かなと勝手にイメージしてましたが、それほど低めの声でもなく、想像よりノリがよさそうでパワフルそうで、くだけた面白い事も結構話す人でした(笑)。話す相手や状況にもよると思いますが。</p>

<p>アニメスタイルイベントは、興味のある回があったら、がんばってまた参加してみたいです。<br />
<a href="http://www.style.fm/as/02_topics/topics/top_101210a.shtml">『アニメクリエイター・インタビューズ　この人に話を聞きたい　2001‐2002』</a>は、イベントに参加する前に書店で購入しました。読んでいくの楽しみです。</p>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまでお願いします。</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>アニメーション監督術(2010年度) 片渕須直監督：レポート</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/12/201012-01.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.37</id>

    <published>2010-12-23T16:00:00Z</published>
    <updated>2010-12-25T16:41:16Z</updated>

    <summary>12月18日(土)に[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="アニメーション監督術" label="アニメーション監督術" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="マイマイ新子と千年の魔法" label="マイマイ新子と千年の魔法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="片渕須直" label="片渕須直" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>12月18日(土)に<a href="http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#director">[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術</a> 片渕須直監督の回を受講しました。2010年度講義の6回目になります。</p>

<p>片渕須直監督は、2009年度の監督術でも「マイマイ新子と千年の魔法」を中心に講義をしてもらいました（そのときのレポートは<a href="/anime/2009/12/200912-04.html">こちらのページで</a>）。<br />
今回も「マイマイ新子と千年の魔法」の話という事で結構重なるかな？と思っていましたが、全く違う内容の話をしてもらえました。原作からどういった意図でああいう構成の映画にしたのかという個人的に気になっていた点の話もしてもらえました。<br />
会場はだいたい満員でした（40〜45人位か）。<br />
以下、レポートです。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で少し補足しているので、話の要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため監督や発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容を部分的にしかフォローできていません。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●日本大学芸術学部映画学科で授業をもった事について</strong></p>

<p>・今年(2010年度)から日本大学芸術学部でアニメを教えている。<br />
　前任の高畑勳さんが75歳で定年になるので後釜。しかし実は高畑さんまだ74歳だった(笑)。でもジブリで映画つくるからと（継続するのは）断わられた。<br />
・高畑さんの提出していた授業予定は、その時々でという感じの内容だった。<br />
・映画は、中で描かれている事ばかりでなく外がある。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●昔のアニメ制作や作品等について</strong></p>

<p>・大掛かりだったマルチプレーン撮影を使用した昔の作品を今観ると、デジタルでいろいろ出来るのでなーんだと言う感じ。<br />
・日本で子どもが観るものだったTVアニメが、少し大人も観はじめたのは「巨人の星」「アタックNo.1」等からでは？<br />
・50（歳）より上と下でアニメーターの人数が違う。<br />
　50より下は「宇宙戦艦ヤマト」等で影響を受けた人が入ってきて、人数が多くなった。<br />
・今の日本のアニメ技術は最盛期なので、今の人は「ヤマト」等を観てもなーんだという感じになる。<br />
・昔の作品はエクスキューズしないと魅力が伝えられない。<br />
・オリジナル（原作？）がある場合、結果の出し方が決まっていた方がいいのでは？<br />
　初代「ヤマト」は生き残って帰ってくる話だったのに、次作の「さらば宇宙戦艦ヤマト」では特攻する話になっていたのは×。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「マイマイ新子と千年の魔法」について</strong></p>

<p>・ある原作ものでアニメをつくる企画が来て（監督の希望により詳細は書きません）、どういう話にするか構想を考えた。その原作や原作者の他の作品を読んだが、自分ともう一人の少女の2人の少女の話が基本だった。<br />
・結局、その企画はダメになってしまったが、マッドハウスの丸山プロデューサーに報告したところ、「そういう話、できればやれば」と言ってもらえた。<br />
　そのとき「マイマイ新子と千年の魔法」と「BLACK LAGOON」を同時に進めることになった。<br />
・原作『マイマイ新子』は26章あって、どうまとめるかと考えた。<br />
　ダメになった原作ものの"自分ともう一人の少女の2人の少女の話"の要素を縦糸にすれば出来るのではと思った。<br />
・原作者・高樹のぶ子さんの『光抱く友よ』の中の話も取り入れた。<br />
・高樹のぶ子さんのアニメ化に際してのお願いは一つだった。"切ない話だと思っているので、そこは大事にしてね"と。<br />
　もう制作は進んでいたが、自分もそのように思ってつくっていたので軸（←うろ覚え）を外してなかった。<br />
・原作ありきで作品をつくっても、自分の観たものや経験したものが反映される。<br />
・広く原作や原作者に共通認識をもてるように、共通の場に立てるように（←うろ覚え）しないといけない。<br />
・今回の講義は、Ust（Ustream）で流す話もあったが、忙しくて講義の用意をあまりできなくて流すレベルにならないので、止めにした。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：昔のアニメが技術的な問題で観れない（今と比べると）という話があったが、アニメ作品は、物語で観れるのか？orアニメーション（映像）で観れるのか？　その辺りはどう考えているか？<br />
A：同じ物語でもどう表現するか。そうしないと、改めて映画にしないといけない理由がなくなる。<br />
　アレもコレも表現と言える。<br />
　アニメが実写より面白いと思うのは、コントロールできる・バリエーションつくれるところ。</p>

<p>Q：「マイマイ新子と千年の魔法」の新子と貴伊子2人の関係のモチーフor源流は高樹のぶ子さんの原作と監督が以前構想した原作もの企画からという話だったが、千年前の2人、千年前と昭和30年代を対比させるモチーフor源流は？<br />
A：ロバート・レッドフォード主演の映画「ナチュラル」の最後に奇跡のシーンがある。「マイマイ新子と千年の魔法」も何らかの奇跡がどこかから来てそれで救われる話にしたかった。<br />
　原作で小太郎（祖父）が千年前の防府（作品の舞台となった新子たちが住んでいる土地）について話す部分があり、それと繋げたいと思った。<br />
　調べると千年前に清少納言がその土地に居た事がわかり、これと繋げようと思った。<br />
　原作や原作者に立ち返るためにはと考えたら、少女2人の話になった。<br />
　高樹のぶ子さんに清少納言（諾子）の話を追加する事を話すと、新子と同じ性格だしとOKをもらえた。</p>

<p>Q：アニメ表現の制限、自由・不自由さ、実写との違い、アニメだからできる事について、どう考えているか？<br />
A：3DCGが出てきたとき、あるアニメーターさんが「頭の中で俺らがやっている事だ」と話していた。<br />
　実写はアニメーションを取り込んで表現を広げている。<br />
　アニメーションは根本的に自由。表現としては、自分でつくるだけなら何でも出来る。発表や販売等はまた別の問題があるが。人間の想像力の働く限りは、何でもできる。</p>

<p>Q：原作から逸れていってしまった場合、どうするか？<br />
A：「アリーテ姫」(2000年)は、原作はフェミニズムを描いていたので、自分は"男がどんだけダメか"を描いた。<br />
　どうしても原作通りにやりたくないなら、止めた方がいい。自分が原作を理解出来てないという事で。</p>

<p>Q：日本と海外の反応の違いについて<br />
A：カナダの映画祭で「マイマイ新子と千年の魔法」は、"子ども時代の普遍的なものが描かれている"と評された。<br />
　子どもは子どもなので共通しているのでは。</p>

<p>Q：個人的に面白いと思う作品は？<br />
A：WEBアニメスタイルで上げたので、そちらを参考に。<br />
※参照：<a href="http://www.style.fm/as/04_watch/2011/003.shtml">WEBアニメスタイル ｜ もっとアニメを観よう2011 第３回　片渕須直が選んだ「今、自分の中にうごめいている何かの『気分』の５＋１本」</a><br />
　「黄金の森の美女」「雪深い山国」（フランスのアニメーション作家：ベルナール・パラシオス作品）がよかった。<br />
　シナリオ非常に良く出来ている。こういう世界はいいな。広がりをもっていつつ短編。<br />
※参照：<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EOTG4S/">ベルナール・パラシオス短編集 [DVD]（Amazon）</a></p>

<p>Q：「マイマイ新子と千年の魔法」の続編はあるのか？　思春期篇とかは？<br />
A：原作者は『マイマイ新子』の続編をつくると言っていたが。まだ何も知らせはない。<br />
　マッドハウスのプロデューサーには、"もう1本映画つくりな"と言われているが資金が。。<br />
　同じモノをつくるなら、マイマイ新子とは別のモノにしたい。</p>

<p>Q：「マイマイ新子と千年の魔法」のTVシリーズ化はないのか？<br />
A：大変なので勘弁してください(笑)。<br />
　TVだと最低限妥協して表現しないといけなくなる場合が出てくる。TVの領域に戻りたくない(笑)。</p>

<p>Q：同じモチーフなら続編は3作目までという話もあるが、それについてはどう思うか？<br />
A：モチーフの展開次第。<br />
　3作で絶対という事はない。「猿の惑星」とかもある。<br />
　監督やスタッフの資質次第。<br />
　3作目だとプロデューサー等も手を抜きがちになる事はあるかも。</p>

<p>Q：「マイマイ新子と千年の魔法」の2人の少女の構想は、講義で話したある原作ものの企画で構想したから出て来たのか？<br />
A：そうだ。<br />
　「アリーテ姫」が一人の女の子の話だったので、2人にしよう、2人の男の子の話にしようと思っていたが、2人の少女の話に。<br />
　自分はイメージだけでポンと出るのは難しい。考えて出る。</p>

<p>Q：海外で日本のアニメはどう受け止められているか？　今後の日本のアニメについてはどう考えるか？<br />
A：カナダでの日本アニメのコンベンションに行った。コスプレの人は全て日本アニメのコスプレをしてた。その中で一人だけディズニーの白雪姫のコスプレをした人がいて和んだ。<br />
　フランスの普通の電気屋に日本アニメのDVDがたくさん置いてあった。<br />
　観られ方が違う感じがしない。<br />
　いろいろな好みの中の一つとして観られているのでは。<br />
　2005、6年から海外販売も落ちているが、ダメージに弱いのでは。<br />
　昔はTVで"不景気になったらアニメ流しておけ"と言われていたが、今はお笑い芸人のギャラも安いので、そういった事もない（不況に強い訳でもない）。<br />
　日本のアニメは特定の誰かに語りかけている感じもあるので、そういう面は大事にしたい。</p>

<p>講義での話は以上です。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●懇親会での話</strong></p>

<p>片淵監督作品は何作か観ていて、「マイマイ新子と千年の魔法」も好きな作品で監督に聞きたい事も少しあったので、懇親会に参加しました。場所は、会場上のライブラリー。<br />
監督の側で話を聞いていたとき、だいたい覚えていた点を少ないですが、挙げておきます。</p>

<p>Q：「マイマイ新子と千年の魔法」でひづる先生が不倫相手の手紙を焼くシーンは、あそこだけ大人の世界の話になっていた。新子から見ている世界ではなくなっているが、なぜか？<br />
A：確かにそうなっている。<br />
　子どもにとって大人は不合理で気持ち悪く思える部分があると思う。<br />
　そういう事を全体を通して入れたかった。そうした表現の一つ</p>

<p>・以下、自分がした質問<br />
Q：「マイマイ新子と千年の魔法」のバー・カリフォルニアのシーンで、タツヨシの父の自殺を知っているはずのヤクザと女が笑いながら陽気にバーから出てくる。自分は違和感を感じたが、それも大人の気持ち悪さを表現したかったからか？<br />
A：そうだ。<br />
　そのヤクザのキャラはヤクザっぽくない感じにしたくて、泉谷しげるがモデル。ヤクザの役はやっていないと思われた。<br />
　もう一人の本物のヤクザっぽいキャラは後から登場するようにした。先に出てくるとテンプレ的になってしまうので。</p>

<p>Q：原作『マイマイ新子』のバーのシーンだと、タツヨシと新子はバーの女の頭を（バーに入る前の階段で）ゲンコツでゴツンと殴って走って去っていくあっさりしたものだったが、アニメでは長めに話を加えた理由について<br />
A：そのバーの3人にも同じ人間的な部分があると入れておきたかったので。</p>

<p>（※監督に聞けなかった「マイマイ新子と千年の魔法」疑問点：<br />
バーの部屋でタツヨシが女の頭を軽くこずいた後、二人がおとなしくバーの椅子に座りその場にすんなり収まってしまう事に違和感を感じました。ヤクザに背を向けて座ってはいますが。<br />
今までの二人の感情（怒り・不安等）・勢いやバーの大人たちに脅された関係性・感情はどこにいってしまったのだろうかと。急におとなしくなり過ぎかなと。意図があれば聞いてみたかったです。<br />
そのシーンの前に（作品には描かれていませんが）、タツヨシの父の自殺に関してバーの3人だけが悪い訳ではない+タツヨシの父にも大きな原因があったと理解した+3人がそれ程悪人ではないと感じさせられる事（コミュニケーション等）があったからなのかな？とも想像できますが。<br />
あとタツヨシがバーの3人にあまり敵対的になっていなかったのは、元から父の自殺が父の側の原因が大きく仕方のない事だったと捉えていた事があったように思えますが。<br />
　<br />
バーのヤクザも間接的には死に追いやった面がありそうで（たぶん）、前日(←推測です)自殺に至った知人（客？）の子どもが木刀を持ち敵討ちにやってきたのに、悪びれず気まずい感じももたず、大した問題でないという感じでタツヨシに「さあ笑え」と喋り続ける事に違和感をもちました。<br />
ヤクザの世界で慣れている・一般的な常識人でないからとしても、父親が前日(？)突然自殺したタツヨシの状況に対し鈍感過ぎる感じがしました。この辺りの描写も子どもから見た大人（人間）の気持ち悪さ・不合理さの表現だったようにも思えますが。<br />
また一方、わざと明るい言葉で二人の気持ちを切り替えさせようとしていたとも受けとれます。そうだとしてもタツヨシの気持ちを考ると常識がない感じですが。<br />
その辺りの意図についても聞いてみたかったです。</p>

<p>階段とバーの部屋のシーンの間にヤクザや女とのコミュニケーションがまだあったはずで、その重要になりそうなコミュニケーションのシーンが抜けています。それもあり、個人的にはバーにいたキャラの心情が繋がらず、チグハグに感じました。自分の想像力・読解力の問題もありますが。<br />
その抜けているシーンを監督はどんな風にコミュニケーションがとられたと考えていたか、そのシーンを観た人の想像に任すつくりにした意図についても聞いてみたかったです。</p>

<p>上記に似た大雑把な感じで思っていたことを後で監督に質問させてもらおうと思っていましたが、聞く機会を逃してしまいました。細かい疑問点なので気後れもしたし。<br />
本当はどんな意図があったのか聞けずに少し残念でした。）</p>

<p>懇親会での話は以上です。<br />
熱心なマイマイ新子ファンの人が結構来ていて、熱気が高かったです。<br />
片淵監督、お忙しい中、遅くまでありがとうございました。</p>

<p><br />
<strong class="stit">今回講義を受けて</strong></p>

<p>「マイマイ新子と千年の魔法」は、個人的にわからない・違和感を感じた部分もありましたが魅力を感じた作品だった事もあり（背景美術のディテールや作画も素晴らしかった）、劇場に3回観にいきました。<br />
この講義の前に原作『マイマイ新子』を読んでみたところ、どうしてアニメ版がああいう構想になったのかと気になる点がいろいろ出てきました。<br />
・なぜ、原作では描写が多いとは言えない新子と貴伊子の2人の関係に重きを置いたか？<br />
・なぜ、原作に少ししか描写がない千年前の世界の話を膨らませたか？<br />
・なぜ、千年前の少女2人と昭和30年代の少女2人の構想にしたか？<br />
・なぜ、バー・カルフォルニアでのやり取りをああいう話にしたのか？<br />
etc<br />
今回の監督の話から、その疑問の多くがわかり、自分にとって貴重な講義でした。</p>

<p>懇親会で監督がアメリカン・ニューシネマの話をしていたところ、側で聞いていた受講者が、"「マイマイ新子と千年の魔法」は「タクシードライバー」（マーティン・スコセッシ監督）に似ている感じがしていた"と話していました。部分的にわかりずらい感じやイニシエーション（「マイマイ新子」ではバーにカタキウチをしにいく。「タクシードライバー」では売春婦のヒモたちを殺害）等でという事（←確か）。<br />
自分はそんな風に感じたことがなかったのですが、言われてみて確かに似ている面があると思いました。作品全体のテイストや重きを置く点がだいぶ違いそうですが。<br />
それは、監督が話していた大人（人間）の不合理さ・気持ち悪さ、人生や現実の不条理・壁、それに対する行き場のない気持ちが、「マイマイ新子と千年の魔法」でもリアリティをもち表現されていた・取り入れられていたからかなとも思いました。<br />
きっとまだ「マイマイ新子と千年の魔法」には、自分が気付かない面がいろいろ隠れているように思えました。</p>

<p>監督には、言葉でうまく語りずらい表現も取り入れたリアリティもある魅力的な映画をまたつくってもらいたいです。</p>

<p>「マイマイ新子と千年の魔法」は、1周年記念特別レイトショーがラピュタ阿佐ヶ谷で行われるようです。<br />
<a href="http://www.laputa-jp.com/laputa/program/mai-mai/">１周年記念特別レイトショー！！ 2010年12月26日（日）〜30日（木） 夜9:00より1回のみ上映</a><br />
あと12/25 18:20からWOWOWにて初TV放送らしいです。</p>

<p><br />
次回講義は、まだ未定のようです。<br />
今年度中に残り4回の講義は無理だろうな(笑)。</p>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>アニメーション監督術(2010年度) 佐藤順一監督：レポート</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/11/201011-01.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.36</id>

    <published>2010-11-05T15:00:00Z</published>
    <updated>2010-12-20T11:54:38Z</updated>

    <summary>10月30日(土)に[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="aria" label="ARIA" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="アニメーション監督術" label="アニメーション監督術" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="佐藤順一" label="佐藤順一" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>10月30日(土)に<a href="http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#director">[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術</a>の佐藤順一監督の回を受講しました。<br />
実は監督術2010年度の講義は、5月3日の回からはじまっていて、今回が5回目となります（2009年度の授業日程が大幅にずれ込んでいたため、2009年度と2010年度の授業は前回まで重複）。</p>

<p>台風が迫る中にも関わらず、会場はだいたい満員でした（40人位か）。<br />
監督が編集してきた各作品1話冒頭+OP一部をスクリーンで上映しての解説がありました。<br />
今回は、懇親会での話が少し多めにあります。<br />
以下、レポートです。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で少し補足しているので、話の要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため監督や発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容の全てをフォローしていない＆できていません。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●はじめに（佐藤監督から）</strong></p>

<p>・「皆さん、台風が来ているので大丈夫ですか？」<br />
・会場内の挙手のアンケートから講義内容の方向を決める。<br />
　「これから演出の仕事を目指している人」：数人か？<br />
　「どんな風に演出をしているか（←うろ覚え）について聴きたい人」：多い<br />
　「昔のアニメの制作話等のこぼれ話を聴きたい人」：ちらほら<br />
→「だいたいわかりました。演出全般+ちょっとこぼれ話という感じにします」</p>

<p><br />
<strong class="stit">●演出とは？</strong></p>

<p>・ざっくりと演出とは「みんな普通にやっていること」。<br />
　TPO等で服装を決める事も演出。基本的にはそういった事。<br />
・その人（ターゲットになる人）に効果的に伝える事。<br />
・その人の目線にいけるか。その人の目線に触れるか。<br />
・そのためアンテナを張る必要がある。<br />
　（ターゲットになる人々の）気分は、電車内・ネット上・ツイッター等で溢れている。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「夢のクレヨン王国」(1997 - 99)、「ふしぎ星の☆ふたご姫」(2005)の1話冒頭編集版をスクリーン上映し解説</strong><br />
（編集版は、監督が編集した1話冒頭+OPの一部で構成されたもの。以下全てほぼ同様の構成）</p>

<p>・主人公をどう印象付けるか腐心している。<br />
・小池一夫（漫画家）の『劇画村塾』を読んで「キャラクターを起てる（たてる）」という事をはじめて知った。<br />
　「人に印象付ける＝キャラクターがたつ」。<br />
※参照：<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%87%E7%94%BB%E6%9D%91%E5%A1%BE">劇画村塾（Wikipedia）</a></p>

<p><br />
<strong class="stit">●「悪魔くん」(1989)、「プリンセスチュチュ」(2002 - 03)、「カレイドスター」(2003)の1話冒頭編集版をスクリーン上映し解説</strong></p>

<p>・冒頭シーン、夢の中で主人公が何をしたいかを表現している。構造似ている。<br />
・「悪魔くん」「プリンセスチュチュ」では世界観自体にも興味をもってもらおうというつくり。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「ストレンジドーン」(2000)、「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター」(1997)、「ARIA The ANIMATION」(2005)の1話冒頭編集版をスクリーン上映し解説</strong></p>

<p>・「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎」「ARIA」の冒頭：よくわからないものや生物が出てくる→何者だ？<br />
・「ストレンジドーン」の冒頭：年齢層高めのターゲットなので、よくわからないはじまり方で。<br />
・「ARIA」の1話冒頭：日常シーンが6秒と長い。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「ARIA」に関して</strong></p>

<p>・TVアニメは、通常300カット。「ARIA」は250〜270カットだった。<br />
・カットの最長27秒。<br />
・カットも音楽に合わせゆったりした感じにした。</p>

<p><strong>原作について</strong><br />
・原作は、何もない日常を描いている、事件もない。起承転結の転も無いので、（アニメ化で）観れるものになるのか？と言われていた。<br />
・原作は、主人公・灯里が将来一人前になりたいという柱が立っているので、大丈夫だと思った。必ずここに行き着くという安心感がある。<br />
・誰と誰が好きがわかりやすく、とことんやる。<br />
　灯里とアリシアがお互いを好き。<br />
　灯里とアリシアがアリア社長を好き。アリア社長は邪心がない。猫だが人の心をもっている少年のよう。<br />
　アテナとアリスも一歩捻ってあるがお互いが好き。<br />
　後輩同士、先輩同士もお互いが好き。<br />
　好きの構造がクモの巣のように繋がっている。<br />
・好きである事、存在してくれている有り難さを繰り返し確認する。<br />
・何も無い話なのに、その好きという人間関係の構造がしっかりしているので、面白い話がつくれる。<br />
・悪人が全く出ない等、現実ぽくない話なので、世界も「ネオ・ヴェネツィア」（「アクア」と呼ばれている火星にある都市）が舞台で現実ぽくなくしているのでは？</p>

<p>・「ARIA」は、現実はこんなによくないとわかっているor現実はもういいと思っている社会人もひたれるようだ。<br />
　この世界にひたれる自分は、まだいいかと思える。<br />
・はじめは1期の13話で終わると思っていたが、シリーズで続いたりして、これまでとは違う特殊な経験だった。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「うみものがたり」(2009)、「たまゆら」(2010)の1話冒頭編集版をスクリーン上映し解説</strong></p>

<p><strong>演出で気を付ける事</strong><br />
・世の中変わっていく。お客さんの器の型が変わる。お客さんの許容するモノサシが変わる。<br />
　それは目に見えない。やってみて（作品をつくってみて）、はじめてわかる。</p>

<p><strong>「うみものがたり」</strong><br />
・ファンタジーとリアルの中間の作品。<br />
・捻ったものが受け入れられなかった。<br />
・自分では定番でいいと思っていたアクションシーンのピアノのBGMが（視聴者側は）ダメだった。<br />
・ハイグレード（年齢層高め）だったので、はじめの頃の話で主人公のモチベーション（セドナを倒す）を示さなかった。しかし、そのためユーザー（視聴者）側がわからなく感じ、観るのを面倒くさくさせたようだった。<br />
・沖縄弁も受け入れられない人が多かった。<br />
・ユーザー（視聴者）の受け取る定形が狭くなった？<br />
・「ARIA」はシリーズで続いていたので同じつくり方をしていて、ブラックボックスになっていた部分が、新しい事をやって開いた。</p>

<p><strong>「たまゆら」</strong><br />
・「ARIA」のファンタジーの世界をリアルに取り戻していく。<br />
・空気感から入る。昔はなかったが、最近はそういうのができるようになった。<br />
※上記の「うみものがたり」の批判を受け<br />
・冒頭からわかりやすく。主人公のモチベーションも示す。<br />
・広島弁も止める（極一部のキャラ以外）。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●作品づくりや最近のアニメビジネス周辺に関して</strong></p>

<p>・自分だけが面白いと思っているものはよくない。ターゲットの目線で一度考えないといけない。<br />
・しかし、自分が面白いと思っていないものは本当にならない。</p>

<p>・今のアニメは、エロ描写が多い作品が多いが、需要がある事を考えると現状は仕方がない。<br />
　（作品の）エリアが狭くなり、全肯定できないが。<br />
・値段安くて売れるようなコアでないおもしろいものは、マーケティングやリサーチが必要。でもその労力が掛かる。そこまでやる人がいない。そこまでやっていない。<br />
・コアな作品だと値段が高くてもある程度売れる。<br />
・アニメを観る人は世界で10億人くらい。でも日本のアニメのヒット作は1万枚（パッケージ販売で）。10億人を相手に出来る（ビジネスの）方法がないか。<br />
・人件費は昔と変わらない。<br />
・ツールで安くつくる事ができ、多くの人に買ってもらう仕組み等が出来ないか？<br />
・10年前にやっていたことが売れない（他の業界でも）。<br />
・自分の中のデータ更新するのは必要。<br />
　例）ケータイ小説：ダメな事に興味がいきがちだが、面白いものがその中に入っている。<br />
・最近のユーザー（視聴者）について：<br />
　ストレスが嫌い。面倒くさい事が嫌。<br />
　ぼーっと観て、それなりにテンション上がって楽しめるものがよいみたい。<br />
　ストレスを（物語）冒頭に大きく掛けるものはダメ。</p>

<p>・自分のやりたい事はあるが、むき出しでやらない。<br />
　排除したり付け加えたり。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：アニメの海外展開が進まない問題点は？<br />
A：ちゃんと調べている人がいないのでは？<br />
　あと海外で深く浸透しているかと言うとそうでもない。<br />
　つくる方が海外展開をきちんと考えてつくっていない。マーケティングしてない。<br />
　国内だけに目がいって、その余裕がないのでは。</p>

<p>Q：「おジャ魔女どれみ」でリアリスティクな話（介護や夫婦不和等）も入っている。あえて入れたのか？　またその意図について？<br />
A：意図的に入れた。ライター含めて話し合い。<br />
　子どもと一緒に観ている親にも評価されるものにしようとした。<br />
　面白いものをてんこ盛りにしつつ、そういう話も入れた。</p>

<p>Q：女の子の主人公が多いのは何故か？<br />
A：アイドルのパッケージビジネスとして企画が成立しているので多いのでは？<br />
　たまには男の子主人公のものをやらせてくれと言っているが、やらせてもらえない(笑)。<br />
　次作では中学男子の話をやる。12月くらいに情報解禁。</p>

<p>Q：最近のユーザーについて<br />
A：「けいおん！」を観て、各キャラの声を聞くと近い音質の子が揃っていて、それはアリなんだと思った。<br />
　昔の自分等の作品だと、声だけでキャラがわかる。はっきり違えるようにしていた。<br />
　「たまゆら」では、近い音質の人たちにした。</p>

<p>講義での話は以上です。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●懇親会での話</strong></p>

<p>佐藤監督の作品は結構観ていて好きだったので（「ARIA」「プリンセスチュチュ」が特に好きでした。昔の作品はあまり見てないのですが）、懇親会にも参加しました。場所は、会場上のライブラリー。</p>

<p>今回は話を聴く事に集中した＆集中できた事もあり、ある程度は記憶していました。<br />
自分の残っている記憶からおおまかに話をまとめた感じになっています。<br />
一つ一つの言葉等について実際は違う言葉で話されていた可能性があります。<br />
おおまかにはそういった内容を話されていた程度に受け取ってください。</p>

<p><strong>各制作作品に関する事</strong><br />
・「カレイドスター」は、当時のゴンゾにはない（作風の）作品だったので、ゴンゾ内での扱いはよくなかった。<br />
　後に人気が出て、ゴンゾ作品の人気投票で1位になり、見返した気持ちに(笑)。</p>

<p>・「ARIA」のヴェネツィア取材の話が出たとき、飛行機が怖くて苦手だったので、シリーズ13話だしあるわけないと思い、「行くなら行きますよ」と言っていたら、本当に行く事になった。飛行機は怖かったが行ってよかった。計3回行く事になった。<br />
・「ARIA」の1話目を原作と変えたのは、13話でまとめなくてはならず（当初、1シリーズ13話で終わると思っていた）、尺が足りなかったから。<br />
　原作だと自然に見える話の流れも、アニメのシリーズ構成を考えると説明不足もあるので、そういう話も入れたりした。</p>

<p>・「プリンセスチュチュ」は、完全に原案・伊藤郁子さんの世界。</p>

<p>・「たまゆら」は、出来ればTVシリーズ化を目指している。今の段階ではTV化はわからない。「たまゆら」の企画は自分が完全主導。<br />
・「たまゆら」は、懐かしさ。「ARIA」は、？？？（←成る程と思えたのですが、失念）。</p>

<p>○ベルサイユ宮殿の村上隆作品展で上映された短編アニメ「Six Hearts Princess」の制作に関して（佐藤監督は監修を担当）<br />
・自分は大衆娯楽の作品づくりの人だからと話していた。<br />
・村上さんに話を聞いたり、話し合ったりしたが、結局、村上さんの目指すアートが何かはよくわからなかった。<br />
・とりあえず、村上さんは「プリキュア」がやりたかったのかな？(笑)<br />
・（そういうアニメのスポンサーである）玩具メーカーとの企画会議等でのやり取りを含めた実際のアニメ制作の話をすると、その都度、村上さんは感心していた。<br />
※「Six Hearts Princess」ついて参照：<a href="http://futacure.blog114.fc2.com/blog-entry-459.html">Six♥Princess（Six Hearts Princess）まとめ　ふたりはメロキュア</a></p>

<p><br />
<strong>その他の作品に関する事</strong><br />
・「けいおん！」は後輩が外のバンドに参加しようとする回（9話「新入部員」）を観た。絶対、主人公たちのバンドに戻ってくるとわかる。そのつくりは、有りだと思った。<br />
　しかし、なぜ外のバンドがダメで主人公たちの方がよいかわからせる話（納得させるような話）が少なく思った。戻るまでの時間も短く、簡単に戻ってき過ぎに思えた。何となくでは、戻ってくる理由はわかるのだが。<br />
　パッケージとしては、（そのつくりは）よくわかる。</p>

<p><br />
<strong>演出や作品づくりに関する事</strong><br />
・音響に関するこだわりについては、東映動画（1998年まで所属）で音響を重視した演出をしていた事から。演出と音響を兼ねていた。<br />
・OP・ED等、作品に合うよい音楽の出会いがある。</p>

<p>・ロボットアニメの演出について：<br />
　好きではない。苦手。ロボットのアクションのアイデアが出ないので。人間のアクションは大丈夫なのだが。<br />
　「ガンダム0080」の高山文彦さんのコンテで「モビルスーツの腕が撃たれて垂れ下がり、その腕に持っていたマシンガンで自身を撃ってしまうシーン(1話冒頭)」を見て、自分はこういうことは思いつかないなと（佐藤監督は、甚目喜一名義で2、5話の絵コンテで参加）。<br />
　自分が担当するのはロボットが出ない日常回が多いのだが(笑)。</p>

<p>・コンテは通常は誰でも描けるようなものにする。<br />
　出来るアニメーターがやってくれるとわかっているときは、アングル凝ったり等レベルの高いものにする。<br />
・コンテを上げるのが早いのは昔から。自分は特には才能が無いので早く上げる事くらいしかなかった。<br />
・絵コンテが4:3から16:9に画面サイズが変わって苦労したことはない。<br />
　劇場版のシネマスコープサイズをやったときに、画面の視点誘導でも演出した方がよいとアドバイスを受け、成る程と思った。</p>

<p>・2チャンネルも見る。批判的な事を見てもそんなには気にしない。<br />
　自分が思っていた点ではなく、そこを批判するのかということも結構ある。</p>

<p>・視聴者の反応がすぐわかる方がよい。やる気になる。<br />
　映画だと長期間作業した後に、プレビューでやっと反応がわかる感じなので、TVアニメ等の方がよい。</p>

<p>・何も制約がなく、つくってもいいと言われたら、「ストレンジドーン」のような作品をつくるのでは。<br />
　何も制約がないものより、制約があってつくる方がよい。性に合っている。</p>

<p>・はじめから子ども向けの作品をつくりたかった。クレイアニメでもアニメでもよかった。一からつくりあげるものがよかった。</p>

<p>・自分がした質問<br />
Q：作品づくりの一番の喜び・うれしさは？<br />
A：人から受ける事。泣かせるでも怒らせるでも感動させるでも。（そういうところは）芸人なんです。</p>

<p>Q：昔からユーザー（視聴者）視点で、ユーザーに受ける・満足させることを考えて作品づくりをしていたのか？<br />
A：はじめから玩具メーカーでの企画会議等で、その玩具がどうすれば子どもに受けるか、どうしたらキャラの人気が出るか等を考えさせられ制作することが多かった（東映動画の作品は玩具メーカーがスポンサーである事も多い）。<br />
　そういう制約の中での作品づくりが、自分の性に合っていた。</p>

<p>Q：監督の作品は、1本筋が通っていると感じるものが多い。そのブレないコツ・理由は？<br />
A：最初に、終着点・着地点を決めてつくる。そこからつくったラインを考えて、どのはみ出しまで問題ないかと話を考える。</p>

<p>懇親会での話は以上です。<br />
監督は受講者の質問にほぼ休みなく答えられていました。<br />
自分は終電のため24時過ぎに帰ったのですが、その時点でまだ受講者数人と話されていました。<br />
忙しい中、ありがとうございました。お疲れ様でした。</p>

<p><br />
<strong class="stit">今回講義を受けて</strong></p>

<p>日程がずっと決まらずにいた佐藤順一監督の講義がとうとう来ました。<br />
楽しみにしていましたが、一時期は、しばらくはもう無理かなとも思っていました。</p>

<p>今回の講義や懇親会での話を聴いて、監督は本当にエンターテインメントの職人なんだなと思わされました。<br />
また、結構意外だったのが、自分の予想していた以上に、ユーザー（視聴者）に受ける作品づくりに重きを置かれている事でした。<br />
現状のユーザーの分析（ストレス嫌いのユーザーが増えたetc。個人的にも頷ける）とその分析に基づく受けない要素を排除した次作への取り込み等の話が印象的でした。<br />
今までの監督術講義の中で、ここまでユーザーに受ける作品づくりに重きを置いている事を話された監督はいなかったです。<br />
ユーザーに合わせた作品づくり等、人によっては批判的に捉える面もざっくばらんに話されていました。<br />
あと「ARIA」の分析が秀逸でした。</p>

<p>ユーザーに受ける作品づくり＆受けない要素は排除する事もある作品づくりにも関わらず、自分は監督の作品にはあざとさをほとんど感じてなかったです。<br />
また、各作品には、温かさ、心地よさ、ユーモア、誠実さといった面も含む佐藤監督作らしさや空気感のようなものがしっかり出ているように思えます。<br />
ユーザーに受けるようにつくっても、そういった特徴が無くならないのは、作品づくりの芯がしっかりあるから、ユーザーの嫌がる事を軽視しないから、表現・主張し過ぎないバランス感覚があるからなのかな？と思ったりしました。<br />
どの程度作品と距離を取っているのか等、もう少し監督の思い・考えを聞いてみたかったと、このレポートを書き終わって思いました。</p>

<p>次作予定の中学男子が主人公の作品は、監督作品では珍しい男子主人公でもあるし、どんな作品になるか楽しみです。<br />
まだ未定ですが、「たまゆら」のTVシリーズ化にも期待。</p>

<p><br />
次回講義は、まだ未定だそうです。</p>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「けいおん!!」#24 感想：前髪に隠した痛み。放課後を継ぐ者。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/09/201009-04.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.35</id>

    <published>2010-09-21T16:00:00Z</published>
    <updated>2011-01-27T07:55:53Z</updated>

    <summary>24話は、卒業式の話。話の内容として実質の最終回が来てしまいました。 今までの話...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>24話は、卒業式の話。話の内容として実質の最終回が来てしまいました。</p>

<p>今までの話の傾向から考えるとそうなりそうでしたが、思っていたよりあっさりした感じでした。でも「けいおん」らしい感じで、よかったです。<br />
普通の現実でもありそうな卒業式の日の出来事、でもちょっと魅力的な出来事も起こり、そのバランスもよかったです。<br />
主に卒業生を見送る人の心情を丁寧に表現していました。梓が思わず泣いてしまうシーンでは、自分も泣きました。<br />
今回は、梓視点が多い事もあり、梓を追っていって感想を書きました。ネタバレ有りです。<br />
脚本：吉田玲子さん、絵コンテ：山田尚子監督、演出：山田尚子監督、坂本一也さん、作画監督：堀口悠紀子さん。</p>

<p><br />
卒業式当日、唯たちは遅刻したり、梓はうわの空でおでこを廊下の柱にぶつけ保健室で治療を受け絆創膏を貼ってもらったりと、表面上は淡々と進んでいるけど、落ち着かない感じではじまります。<br />
その描写は、それぞれの感情や気持ちをうまく表せていると思いました。特にうわの空で心ここにあらずの梓。<br />
卒業式の日を迎えたそれぞれのキャラの気持ちを説明的なセリフでは表さず、いつもとは様子が違う行動を淡々と追っていきます。それにより、本当はどんな思いがあるのか？とそのキャラ（特に梓）の心情や行動に最後まで注目させられる・惹かれるようにもなっているように思えます。</p>

<p>卒業式の前に中庭（かな？）で下級生が卒業生の胸に造花を付けてあげるイベントがあります。<br />
梓が付けてあげる卒業生は梓の知らない人。唯たちも知らない子から付けてもらいます。<br />
ベタな話だと唯たちには梓が花を付けてあげますが、それはさせません。うん。ここはリアリティ路線です。梓は、唯たち4人を少し遠くから見つめるだけです。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_01.jpg" width="230" height="129" /></div>

<p>唯たちを見つめる梓のシーンは、梓（≒視聴者とも言えそう）の心情がよく表現されていて、とても雰囲気があってよかったです。その辺りのシーンはBGMとSEだけでセリフがないのもよいです。少し寂しさも感じられるBGMもシーンに合っていてよい感じでした。<br />
寂しさ・心細さを表すように梓が見ている唯たち4人の姿は淡い色彩で微妙に揺れます。幻のように、手の届かない遠くに存在するように、実感がないように。<br />
<br />
そのとき風が吹き、前髪に隠していた梓のおでこの大きい絆創膏が一瞬見え、慌てておでこに手をやり隠します。<br />
<br />
梓の痛めたおでこは、梓の心の痛みの隠喩なのでしょう（後から観直したときに気付いたのですが）。<br />
花を付けた唯たちを見つめていた事で、触れないようにしていた現実の別れの心の痛みをかすかに感じた梓の心情を現すように、風が吹きおでこの怪我（＝心の痛み）も一瞬現れてしまったように思える表現でした。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_02.jpg" width="460" height="129" /></div>

<p><br />
卒業式も終わり、梓は憂との会話に励まされ、唯たちの卒業をお祝いするためにも部室に向かいます。<br />
いつもの席に座り、今後の梓を気遣う唯たちを心配させないように「軽音部は絶対廃部にさせない」と強く言い、唯たち4人に書いたお礼の手紙をカバンの中から取り出しそれぞれ渡します。</p>

<p>そして、自分のカバンを置きにいった長椅子の上。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_03.jpg" width="230" height="129" /></div>

<p>いつも通りに唯たちのカバンが置いてあるのですが、いつもと違うのは卒業証書の筒がある事。<br />
「先輩方、ご卒業おめでと..ぉ」と言いかけ、止まってしまいます。<br />
ここから梓の表情を映さずにシーンは進みます。よく使用されるBGM（アレンジ違い）がはじまります。<br />
（唯たち、お茶と卒業式に付けていた造花が置かれてるテーブルの上、梓の後ろ姿、梓の足等のカットで進んでいきます）<br />
唯「どうしたの？」<br />
澪「梓？」<br />
梓「卒業しないでください。。」<br />
律「梓？？」<br />
梓「もう部室片付けなくても、お茶ばっかり飲んでても叱らないから。。。　　卒業しないでよ」<br />
涙が今にもこぼれそうな梓の表情のカット。<br />
梓が手をギュッと握るカットが一瞬入り、泣き崩れます。<br />
駆け寄る唯。<br />
涙を拭おうとして前髪もかき分けてしまい、隠していたおでこの絆創膏の怪我を唯たちに見つかってしまいます。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_04.jpg" width="460" height="129" /></div>

<p>梓が部室に入ってからここまでのシーンは、特に梓の心情がよく表現されていて、脚本・コンテ・作画・声優さんの演技とも素晴らしいなと思いました。<br />
また途中から梓の顔の表情を見せない事で、視聴者は声だけでその表情を想像させられ、さらに梓に注目させられます。それが高まったときに一気にアップで表情を観せられます。直後に梓は泣き崩れ、顔を伏せます。<br />
キャラの表情を敢えて映さない演出方法は定番と言えそうですが、その盛り上げ方、カット割りのテンポと絵自体、BGM、心情を吐露する前後のたたみ掛け方が観ている側の気持ちを強く掴むようになっていて、とてもうまく感じました。<br />
<br />
梓は強がって我慢して隠していた心の痛み（卒業しないで欲しい）を思わず表に出してしまった直後に、前髪で隠していた痛い怪我も見られてしまいます。<br />
やはり前髪に隠していたおでこの怪我は、隠していた梓の心の痛みの隠喩だったのだなと思えました。脚本も演出もその表現が、説明的にならずさらりとしていてうまいです。<br />
<br />
学園祭のとき、一人だけ泣かなかった梓は、きっとその少し前から、卒業で唯たちを心配させないように、一人でも大丈夫なようにしようと思っていたのかなと思われます。泣かないで笑って見送ろうと。<br />
そういう事であれば、梓の気丈にしようとしている姿を以前からもう少し見せておいてもらった方が、話として更に自然に見えたかなとも思いました。</p>

<p><br />
梓のおでこの剥がれた大きい絆創膏の代わりに唯は持っていた絆創膏を貼ってあげます。そして、自分が1年生のとき、軽音部に入った日に皆で撮った写真（＋梓切抜き写真）と3年生の始業式の日に拾った桜の押し花を梓にあげます。<br />
おでこも心も癒すように。1期と2期の両方の1話が繋がります。</p>

<p>そして、唯たち4人は、この日の梓のためにつくった曲を演奏し聴いてもらいます。<br />
<br />
演奏中、卒業していく人たち、残される人たちのカットも挿入されます。<br />
廊下で泣いている2年生の頭を撫でる卒業生。卒業生の上履きをもらい片方だけ履いておしゃべりしている2年生たち。学校の上に出来た飛行機雲を卒業証書の入った筒で指している卒業生たち。<br />
毎回、こういうカットとその見せ方は本当に魅力的です。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_05.jpg" width="459" height="86" /></div>

<p>学園祭のときに唯たちが流した大粒の丸い涙を今度は梓が流します。<br />
せつないけど、美しく輝いている涙のシーン。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_06.jpg" width="230" height="129" /></div>

<p>演奏が終わり、梓は即座に立ち上がり、涙を流した少し上気気味の顔で拍手し続けます。<br />
（気持ちが高ぶって一心に拍手し続ける表情と仕草の表現がとてもよいです。口を真っ直ぐ閉じて喜怒哀楽を表情にはっきり出さずセリフもなく一心に拍手する姿に、心の中では何を感じているのだろう？、この後、どんなコミュニケーションを取るのだろうと注目させられます）。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_07.jpg" width="230" height="129" /></div>

<p>そして梓の感想「あんまりうまくないですね！」<br />
エ〜という感じの反応をする唯たち。<br />
梓「でも私、もっともっと聴きたいです。アンコール」<br />
唯「じゃあ次はあずにゃんも一緒に」<br />
梓「ハイ！」<br />
<br />
梓が座っていた長椅子の場所、演奏後に即座に立ち上がり拍手した行動、その感想のセリフは、実は1期1話の律たち3人の演奏を聴いた唯と同じなのです。そのとき、唯は「でも何だかすごい楽しそうでした」と入部を断ろうとしていた軽音部に入ることにします。<br />
今回の梓も1年生のときの唯のように軽音部の楽しそうな輪の中に再び入っていきます。1年生のときの唯の行動が繰り返された感じです。<br />
<br />
唯たち卒業を目の当たりにして悲しみに潰されそうになった梓は、唯に導かれ、唯たち4人の演奏によって、気の合った仲間と演奏する＆過ごすその楽しさ・大切さを再び感じたのかもしれません。<br />
唯たちとの別れを思い精神的な分離の痛みをもっていたであろう梓は、ここで唯たちとの一体感を取り戻したように思えました。</p>

<p>最後に部室にさわこ先生と和が入ってきます（演奏と梓との会話が終わるのを外で待っていたと思われます）。<br />
在学中、お世話になり卒業後は別々になる2人に向かって、唯が「私たちの曲を聴いてくれる？」と言い、「ふわふわ時間」を演奏しはじめます。<br />
夕方近くの無人の学校のカットがいくつか挿入されます。<br />
「おしまい ☆☆☆☆☆」。</p>
<div class="img_area"><img alt="" src="/anime/img/201009-04_08.jpg" width="459" height="129" /></div>

<p><br />
<br />
とうとう最終回が終わってしまいました。。<br />
監督のインタビューの通り（<a href="/anime/2010/09/201009-01.html">22話の感想参照</a>）重々しくない最後になりました。別れの寂しさに潰されない・覆われない、さわやかな前向きさも感じられる話でした。<br />
ゆるい唯たちの言動にクスッと笑えるような場面や、現実でも普通にあるような感じのちょっとした魅力的な出来事の場面もあり、いつもの「けいおん!!」らしさがある最終回でした。<br />
普通にありそうな卒業式の日の雰囲気が、キャラの心情を含めとてもよく出ていました。<br />
でも唯たちを好きだった梓が一人残されてしまうのは、やはり不憫に思えました。<br />
残される側（主に梓やさわ子）の視点重視の回だったとは言え、唯たち側の心情があまりよく見えない印象も感じ、少し物足りない気もしましたが。<br />
堀口さんの作監回だったので、いつも以上に表情や仕草がとても丁寧で魅力的でした。特に梓の泣きじゃくってしまうシーンや演奏を聴いているシーン。</p>

<p>学園祭の話の頃は、唯たちもそれぞれ別の大学に行き、もっとせつない別れの話になるのでは？、梓と唯中心のシーンで泣かせられるのでは？と自分は思っていました（それまでの話で主に梓、そして唯たちにも卒業のさみしい別れを少なからず感じさせていたし）。そういう現実的な方向の話も観てみたかった気もします。今回の話より凹む人がかなり多くなりそうですが。</p>

<p>アニメと比較してみたい事もあり、アニメ視聴後『まんがタイムきらら』10月号の「けいおん！」原作最終回を読みました。<br />
原作の方が説明的でわかりやすい話になっていた感じでした。梓が泣き出すカットのセリフの一部や梓のためにつくった曲を演奏する事だけは、前々から決まっていた構想だったのか(？)アニメと同じでした。<br />
少し説明的とは言え原作最終回もよかったのですが、自分はやはりアニメの方が好きです。アニメの表現になったことで生じる空気感や間の表現、説明的ではないもっと日常のありふれたシーンに近い脚本・演出等が秀逸に思いました。<br />
アニメと原作ではキャラの性格やノリ等も少し違い、比べると原作は男性的な視点やギャグが強めに感じます。</p>

<p>あと残すところ、番外編2話。<br />
楽しみですが、終わってほしくないです。。</p>

<p><br />
※感心したので紹介<br />
<a href="http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-6513.html">今日もやられやく 【モブおん!!】『けいおん!!』最終回でモブについて色々特定してみた</a><br />
↑最終回（24話）の京アニのつくり込みが丁寧過ぎです(笑)。特定する方も。京アニではよくあることながら感心。</p>

<p>※2011/1/25：説明用画像を追加＆少し修正<br />
　2011/1/27：文章少し追加</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>アニメーション監督術 第11回 舛成孝二監督：レポート</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/09/201009-03.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.34</id>

    <published>2010-09-14T09:00:00Z</published>
    <updated>2010-12-25T06:21:34Z</updated>

    <summary>9月11日(土)に[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="アニメーション監督術" label="アニメーション監督術" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="宇宙ショーへようこそ" label="宇宙ショーへようこそ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="舛成孝二" label="舛成孝二" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>9月11日(土)に<a href="http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#director">[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術</a>の11回目を受講しました。<br />
今回は、舛成孝二監督。アニメーション研究家の原口正宏さんが聞き手役でした。</p>

<p>「宇宙ショーへようこそ」を中心に監督の演出について話してもらえました。<br />
会場はほぼ満員でした（45人位か）。<br />
今回は、絵コンテや映像をスクリーンで映している時間が長く、手元が暗くメモがあまり取れませんでした。以下、レポートです。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で少し補足しているので、要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため監督や発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容の全てをフォローしていない＆できていません。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●はじめに</strong></p>

<p>原口さん：監督の作品には独特の時間と空間が流れています。今回、絵コンテや演出について話を聞く事でその創作に迫れるのではないかと思っています（←うろ覚えです）。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●今までの演出に関して</strong></p>

<p>・イマジナリーラインを知ったのは27歳くらい。<br />
　深夜TV番組を見て知った。<br />
・演出の本を読んだ事ない。教わった事ない。自己流。<br />
　でも出来上がった作品に間違いなかった。<br />
・OVA制作時は、実験的なことがやれてよかった。<br />
・自分が出した案よりよいと思われるものがあれば、必ずそれを取り入れている。そういう場合、自分のプライドを守るために自分の案を通してはいけない。<br />
　過去に1度そういう事を行い、後でとても後悔した経験から。</p>

<p><strong>絵コンテに関して</strong><br />
・作画の芝居は、20年前のTVアニメでは無理なレベルをOVA時代から要求していた。<br />
・（自分の中では）絵コンテは100％の状態。後は作画ががんばればいいという考え。<br />
・「MAICO 2010」(1998)では、全カットをレイアウトは3DCGで作成・チェックし、そこにキャラを入れる方法。<br />
・「かみちゅ!」(2005)のロケハン写真4000枚。教室は3Dでレイアウト。<br />
・自分のコンテのつくり方は、背景レイアウトをつくり、その後、キャラを入れる方法。<br />
・その方法の理由は、（作画の）レイアウト負担を減らし、キャラの芝居に集中できるようにしてもらうため。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「宇宙ショーへようこそ」(2010)に関して</strong><br />
（「宇宙ショーへようこそ」の絵コンテ・本編映像一部をスクリーンで見ながら）</p>

<p>・キャラを追っていくシーンをつくっていく。ドキュメンタリーぽくカメラが追っかけた。<br />
・映っているものから選択して観てほしい。少し観る訓練が出来ている大人はよく観れない。かなり観れる人や逆に訓練されていない子どもはよく観れたよう。<br />
・半年前にタイトルに「へようこそ」が付いた。<br />
・物語の地球での場所は、西伊豆。</p>

<p><strong>絵コンテに関して</strong><br />
・「宇宙ショーへようこそ」のコンテ2年掛かった。地球篇で10か月。<br />
・コンテはFlashで描く。<br />
・絵の部分はよい写真があればそれを貼り込んで使用。<br />
・作画（制作）に良質な情報があればいい。<br />
・作打ち（作画打ち合わせ）時には、キャラの運動神経のよいor悪いを伝える。（作画の）アクションに関する事を伝える。<br />
　後はコンテを読んで考えて（という方針）。<br />
・考えないでやられる（作画される）のは嫌だ。こっちは死ぬほど考えているのに。<br />
・作画の人に否定されるのは仕方ない。自分は描けないので。<br />
　そういう場合、自分がもっとよいレイアウトを考える。<br />
・「スタジオゑびす」で仕事をしているとき、アニメーターの机に担当してもらうパートのコンテを置いといていたら、後でクシャクシャにしてゴミ箱に捨てられたりしたこともあった。<br />
　きれいにして、また机の上に置いたり、そのアニメーターと話をしてやってもらったりした。<br />
・「スタジオゑびす」は出来る人ばかり。<br />
・シーン変わりの1カット目はとても悩む。1週間くらい掛かる。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「R.O.D -THE TV-」(2003)の本編1シーンを観ながら演出の解説</strong><br />
（最終話（確か）のねねねとアニタの屋上での会話シーン）</p>

<p>・しゃべっている人物に（観ている人の）主観がいく。人物が画面から消える事で主観変わる。<br />
・今、しゃべっている人間を映すよりも、聞いている人の表情を映した方がよい。しゃべっている人は声だけで感情を想像出来るので。<br />
・人物のクローズアップやその人物の書いた文章を映す事でも主観が変わる。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：Flashでの絵コンテのつくり方はどうしているのか？<br />
A：フレーム（外枠罫線等）のレイヤー、字コンテのレイヤー、絵コンテのレイヤーと分けている。タイムラインの1コマが1ページ。</p>

<p>Q：「宇宙ショーへようこそ」で描きたかった事は？<br />
A：キャラクターをつくりあげることをやっていった。<br />
　エンターテインメントを目指した。</p>

<p>Q：「宇宙ショーへようこそ」ではどのように資金を集めたのか？<br />
A：※会場で同席していた落越友則プロデューサーから回答。<br />
　会社を説得する腕力があればよい(笑)。<br />
　企画の意味・実績・次へのステップを説明した。</p>

<p>講義での話は以上です。</p>

<p>講義後の監督を囲んだ懇親会にも参加しました。<br />
監督は受講者の質問に沢山答えられていました。ところどころ聞いていたのですが、実際の現場の専門的な話も多く、記憶が曖昧なので割愛します。すみません。</p>

<p><br />
<strong>今回講義を受けて</strong><br />
舛成監督作品は「かみちゅ!」「ココロ図書館」「R.O.D -THE TV-」が好きでした（一番は「かみちゅ!」）。<br />
それらの作品では、キャラのゆるい日常シーンがとても魅力的に描かれています。<br />
監督自身もゆるい面もある人なのかなと憶測していましたが、ご本人は仕事に対してはとても厳しい人に思えました。<br />
レベルが高い職場で揉まれ、コンテをゴミ箱に捨てられながらも、しぶとくやってきた経験もあるからでしょうか。<br />
コンテや映像に対する説明が丁寧で1カット1カットに理屈があり（もちろん作品全体でも）、かなり考えてつくられる人に思いました。</p>

<p>アニメーターがキャラの芝居に集中してもらえるためにも先にコンテで背景レイアウトをつくっておく話、1998年の監督作品（「MAICO 2010」）の時点で全カット3DCGでレイアウトしていた話も印象深かったです。</p>

<p>実は「宇宙ショーへようこそ」は、劇場で観ていませんでした。公開前の深夜TVの冒頭22分放送を観たのですが、どうもピンと来ず、公開後のネット上の感想でも個人的に惹かれる感じがなかったからです。講義が決まった時点では、近所の映画館はほとんど上映していませんでした。<br />
DVDが出たら是非観てみたいと思います。</p>

<p><br />
次回講義は、ずっと日程が決まらずにいた佐藤順一監督。<br />
（2009年度監督術の予定講師に入っていたので、2009年度のみの受講者は、舛成監督か佐藤監督かを選択できました）<br />
10/30(土)の予定ですが、まだ確定ではないとの事です。</p>

<p><br />
<strong>2009年度「アニメーション監督術」全11回受講終了して</strong><br />
今回11回目で2009年度のアニメーション監督術は終了しました。<br />
去年の10月からはじまり、2月末終了の予定がほぼ1年弱。。ここまで延びるとは思っていませんでした（TVシリーズを制作している監督は特に忙しくて日程が合わないそうです）。<br />
「小さな学校」でのはじめての試みだったので、様子がわからず仕方なかったのかもしれませんが。</p>

<p>期間は延びたりしましたが、自分は、今までアニメやアニメーション監督の話を直接聞く機会がなかったので、とても興味深く面白い講義でした。<br />
回数を重ねると流石に新鮮さは少なくなってきましたが、監督それぞれ色々な性格・経歴・考え・こだわり・制作方法があり、面白かったです。<br />
講義後の監督を囲んだ懇親会もアットホームな感じで、普段は話す事がない監督、アニメ+アニメーション好きな人、制作or関係している人等とも少しは話が出来たりしてよかったです。</p>

<p>1回目を受講したとき、これは部分的になるとしてもレポートとしてWeb上にまとめて残しておいた方がよいなと思い、書きはじめました。話の内容が興味深く感じられ、監督や作品のファンにとっては貴重な話もあるかなと思ったためです。学生時代以降、講義のレポートはほぼ書いた事がなかったのですが。以前からやっていたアニメ感想のページをブログ化した事もあって、とりあえずやってみたくもなっていました。<br />
もっとうまく毎回レポートをまとめる人が何人かいたら、自分は好きな監督や印象深かった回だけレポートを書けばいいかと思っていました。しかし、毎回書く人は現れず（主催側の「<a href="http://nikki2008.exblog.jp/i12/">アート・アニメーションのちいさな学校だより</a>」以外。たぶん）。自分は書き続けています。</p>

<p>はじめの頃は、慣れなくわからない事もあり時間ばかり掛かっていました。後から気になったりして、完成まで1〜2週間掛けていました。<br />
最近では、講義の内容自体は1〜2日でだいたい完成させられます。でも相変わらず、最後の自分の感想部分がどうもまとまらない＆気になり、その後、時間掛かる事も多いです。見る人にとっては、無くてもよいと思われますが、とりあえず書いておきたいので。速い人は1〜3時間で完成させそうな気がしますが。<br />
はじめの頃に比べると、レポートのまとめ方は少しは上達しましたが、記憶力がかなり弱いので、メモ取り・話の記憶はなかなかうまくなりません。</p>

<p>はじめは、自分の講義の感想も結構入れようかと思っていました。でも知識も少ないし時間は掛かるし程度の低いまとめになりそうだったので、やはり長年制作されてきた貴重な経験・考え・こだわりがある講師の監督や作家さんの話をメインに据えました。</p>

<p>2010年度も受講していますので、今のところは、2010年度残りの講義のレポートも書く予定です。</p>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「けいおん!!」#23 感想：最後の放課後。でもいつもの軽音部。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/09/201009-02.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.33</id>

    <published>2010-09-08T14:30:00Z</published>
    <updated>2010-09-30T01:54:56Z</updated>

    <summary>23話は、卒業式前日の唯たち3年生メインの話。 今回は簡単な感想に。ネタバレ有り...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>23話は、卒業式前日の唯たち3年生メインの話。<br />
今回は簡単な感想に。ネタバレ有りです。</p>

<p>今回も軽音部のメンバーはいつものゆるいノリで過ごします。<br />
話＆シーンのアイデアが、ありふれた何気ないものなのに魅力的でした。卒業式前日の雰囲気が良く出ていた感じ。<br />
脚本：吉田玲子さん、絵コンテ：武本康弘さん、演出：石立太一さん、作画監督：植野千世子さん。</p>

<p>卒業式前日、授業のない唯たち4人は朝から部室に集合します。<br />
お茶したり、教室の机の中を整理したり（律と唯）、生徒会室で和と話したり、昼食用に購買部のパンを梓たちに買ってきてもらったり、やり残した事をやったりして（トンちゃんに餌をやる、残った部費（5円）の取り扱い、部室の掃除）、ゆるゆると過ごしていきます。部室掃除で唯と律が楽しそうに生き生きと動いているシーンが、特によかったです。<br />
そうして、最後の放課後のチャイムが鳴り響きます。<br />
唯たちそれぞれの顔のアップ（ちょっと楽しげな表情）。<br />
ずっと彼女たちの放課後を観てきたので、印象的に感じたシーンでした。</p>

<p>最後に何かを残そう、HTTの足跡を残そうという話になり、ラジカセを使い、今までやった曲を演奏し残す事にします。授業が終わった梓も合流し、後から顧問のさわ子もやってきます。<br />
その描写も、演奏しようとしたら曲順も決めてなかったり、関係ない会話を録ったり、録音し始めたら校内放送が入ったり、くしゃみをしてしまったりといつもの軽音部らしい感じ。カセットテープに残すというアナログでその場のノリ的な行為も軽音部らしいです。<br />
録音したカセットテープのデザインが、各話タイトルの背景にあったものとほぼ同じ（色も同じなのは1期分）なのもやっと繋がったという感じがあり、観ていた側としてよかったです。</p>

<p>演奏の録音も終わり、皆でおしゃべりして笑って、今回はおしまいになります。<br />
いつもと少しだけやる事は違ったけど、いつも通りの仲良く楽しげな軽音部の時間。唯たちにとって、たぶん高校最後の放課後。</p>

<p>今回、卒業式前の話なので、せつないシーンを多めに入れてくると思っていましたが、ほんのり匂わす程度で湿っぽさがあまりない感じでした。<br />
最近の話の傾向とメガミマガジン10月号の監督インタビュー内容を考えると、重々しくならない最後になりそうです（<a href="/anime/2010/09/201009-01.html">22話の感想参照</a>）。<br />
少し前までは現実的でもっとせつない別れになるのではと思っていましたが。</p>

<p>次回卒業式か。。<br />
どんな話になっているか、今から少し緊張しますが(笑)、楽しみに待ちます。</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「けいおん!!」#22 感想：ちっぽけな日常のドラマだけど。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/09/201009-01.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.32</id>

    <published>2010-09-06T15:30:00Z</published>
    <updated>2010-09-30T01:52:56Z</updated>

    <summary>22話は、もう受験＆バレンタインの話でした。早いよ。。 今回もツイッターで書いた...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>22話は、もう受験＆バレンタインの話でした。早いよ。。<br />
今回もツイッターで書いた感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです。ネタバレ有りです。</p>

<p>今回は梓視点メインの話。<br />
梓視点の回はちょっとせつなく感じさせるシーンもあり、今まで好きな話ばかりでした。今回も同様。<br />
脚本：花田十輝さん、絵コンテ・演出：高雄統子さん、作画監督：西屋太志さん。</p>

<p>卒業が近づき、もっと話をせつなくさせてくると予想してました。<br />
けど、当の唯たちは、結構いつも通りのノリ。<br />
一緒の大学に行く事を目指し、4人で一緒に勉強しているからでしょうか？（後述）<br />
でも泣けました。泣くのを我慢したのですが(笑)。</p>

<p>泣いてしまったシーンは2つ。<br />
まず1つめは、軽音部の皆で部室の小さな窓から雪の降る外を見ているシーン。<br />
小さなどこにでもあるような日常世界を見ているだけだけど、このメンバーで見ていると楽しい＆心地よいという感じがよく出ていました。<br />
――――――――――――――――――――<br />
梓「なんかいいですね。みんなでこうしてるのっていいですね。今日は朝から寒かったですけど、先輩たちと一緒に居るとなんか寒くないって言うか...」<br />
前に座っていた唯がふいに梓に寄っかかり、手を軽く握り、梓を見上げ笑顔で言います。←この辺りで泣きました。<br />
「あったかあったかだよ。あずにゃん」と。<br />
そして皆で「あったかあったか」と言い合い・笑い合いながら、更に近寄り体を押し合います。<br />
――――――――――――――――――――<br />
春には一人になってしまう梓を気遣う面もあるように思えるシーン。</p>

<p>2つめは唯たち4人の第一志望の受験結果を知る最後のシーン。<br />
話のアイデア・演出・作画等素晴らしい出来でした。<br />
――――――――――――――――――――<br />
掲示板の受験結果を見る予行練習も行い決意を決めた唯たち4人は、屈んだ状態から一緒にジャンプ(？)して掲示板を見ます（スローモーション気味でのそれぞれの表情もよいです）。<br />
そして次の瞬間は、梓たちの教室の授業中のシーンに移ります。<br />
憂が携帯を手にし下を向き泣いている（たぶん）ところを純が発見。<br />
ハッとして梓を見ると、純の方を向く梓。気持ちがあがっていく少し上気した梓の表情（授業中なので抑えながらも、徐々に沸き上がるうれしく興奮した気持ちが表情や声にならない声で出てきてしまいます。その微妙な変化の作画・演出・声の演技が生々しくもありとてもよかったです）。<br />
そして梓の携帯画面のアップ。そこには、つぼみから桜の花が咲くアニメの画像が4つ並んだ唯からのメール。梓の心の声「やった。やったーー」。<br />
――――――――――――――――――――<br />
ちっぽけな日常のドラマだけど、唯たち4人の思い、梓・憂の唯たちに対する思い、その2人を見守る純の気持ちが、次々と繋がっていくシーン。魅力的にリアリティももち表現されていました。携帯の使い方もうまかったです。</p>

<p>今回の話では、梓が唯たちにバレンタインのチョコケーキを渡すのですが、思っていたよりシャイに描かれていました。<br />
そして、渡すまでの間、唯たちと心理的に距離があるように描写されていました。今までの関係を考えると、そこまで距離があるようには思えなかったのですが。<br />
唯たちの卒業を意識し、ナーバスになってしまったからでしょうか？　自分の好意を表現し・受け取ってもらう事に慣れていないからでしょうか？<br />
それとも梓がつくったチョコケーキを軽音部全員で食べたシーンで皆に受け入れられるような描写を効果的に演出するためでしょうか？<br />
個人的に少しだけ違和感を感じた点でした。</p>

<p>今回は、梓と梓を見守る純の二人が、視聴者の視点に近い存在に思えました。<br />
梓は、<a href="/anime/2010/08/201008-02.html">20話の感想</a>に書いたように唯たちとの関係において、視聴者に一番近い存在に思えます。<br />
（山田尚子監督も『メガミマガジン』10月号のインタビューで「その気持ち（視聴者のさみしい気持ち）を代弁してくれるのが梓だと思っています。」と話されています。）<br />
そして、純は、なかなかバレンタンチョコを唯たちに渡せない+唯たち卒業で一人になる梓にヤキモキ＆心配しながら見守る視点が視聴者に近く思えました。</p>

<p>純は、面白くよいキャラです。さっぱりしてて細かい事気にしなくマイペースだけど、ちゃんと周りも見れてます。唯たちが卒業して一人残されてしまう梓をその天然系(？)の洞察力と行動力でよい方向に押してくれるのではないかと思わせます。マイペースな対応だとは思いますが(笑)。<br />
今回の梓・純・憂の3人の関係の描写は、唯たちが卒業しても、梓は完全な孤独にはならないと感じさせる前振りにもなっているように思えます。</p>

<p>他に今回感心したところ。<br />
・背景美術でさみしげな心情を思わせる魅力的なカットも多かったです。冬の街や無人の部室等。京アニは冬の風景で語らせるのが上手な印象があります。<br />
・もこもこスリッパを梓と純が、片足ずつ履いていました。ニヤニヤポイント(笑)。<br />
・巻いているマフラーがそれぞれのキャラの特徴に合っていたように思いました（一期の話を観返したら、実は1期と同じマフラーでした。憂の魚の面白マフラーは去年のクリスマスに唯が買ってきたものですね）。</p>

<p>今回、大きめに気になった点。<br />
唯たちが、ほぼいつも通りのノリだったことです。クスリと笑わさせるシーンも多く、そういう面では楽しめたのですが。<br />
4人で一緒の大学を目指しているとは言え、卒業や別れを意識しなさ過ぎでは？と。<br />
今回は、梓視点メインの話だったという事もありますが。</p>

<p>山田監督の『メガミマガジン』10月号のインタビューから等の推測ですが、ゆるいけど幸せな日常が続いていくようなイメージで作品を閉めたいからなのかなとも思いました。<br />
――――――――――――――――――――<br />
※『メガミマガジン』2010年10月号の監督インタビュー一部引用<br />
「唯たちには寂しさに気付かずあっけらかんとさせていたいので、現実的な考え方ができる梓がとても大切なポジションにいます。ですので、第2期では梓の視点が多くなっています。ただ、先輩たちがいなくなることだけを意識させて、梓に悲しい顔ばかりさせると物語が重い雰囲気になってしまいそうで、避けるようにしました。」<br />
「重々しくならず、軽い気持ちで最後を迎えてほしい」<br />
――――――――――――――――――――<br />
今まで2期では、唯たち卒業を想像させるせつなさを感じるシーンの話も多く、梓も一人残るため、現実的なせつない別れの傾向を強めに描き、終わらせてくるのかなと以前は思っていました。<br />
しかし、唯たち4人は一緒の大学に行ける事になり、今回の話や監督の方針を考えると、そこまで重めな感じに描かず、少しせつない別れはあるけど、さわやかにゆるく終わらせるのかなと思えます。<br />
個人的には、今まで2期の話を観てきた感じだと、別れはもっと現実的でせつない方が違和感ないと思えてしまいます。重々しくない方が、観るとき、気持ち的に安心は出来るのですが。<br />
次回、次々回（実質の最終話）は、たぶん卒業の別れのせつなさも少しは多めに入る話になるのでは？と思われますが。</p>

<p>新作が観られなくなるのはとても残念ですが、どういう感じに終わっていくのか最後まで楽しみに見続けます。</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「けいおん!!」#21 感想：毛繕い的コミュニケーションがよかった。個人的に想定外だったそれぞれの進路。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/08/201008-03.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.31</id>

    <published>2010-08-29T15:00:00Z</published>
    <updated>2010-09-30T01:49:43Z</updated>

    <summary>21話は、唯たちが卒業アルバムの個人写真を撮られる（唯メイン）＆進路を決める話で...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>21話は、唯たちが卒業アルバムの個人写真を撮られる（唯メイン）＆進路を決める話でした。<br />
前回の盛り上がった学祭ライブから一転、いつものゆるい日常的な話がベースに。でも卒業まで残り少ないさみしさ＆愛しさも感じられる話。唯が愛されるキャラという事もうまく描かれていた回でした。<br />
今回もツイッターで書いた感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです。</p>

<p>髪の毛をいじる＆いじられつつ行われるコミュニケーションを描く事が多い回でした。<br />
女の子たちの無意識的な互いを労るような、今後の進路や近未来等の心配を和らげるような毛繕い的なコミュニケーションの描写がよかったです。ちょっとニヤニヤしてしまうシーンでしたw<br />
自分は男ですが、何となくわかるというかリアリティを感じました。<br />
日常芝居の作画も丁寧でした（毎回、丁寧ですけどね）。<br />
個人的には「けいおん!!」は、こういう何気なくも部分的にリアリティを感じる日常の話が好きです。<br />
脚本：吉田玲子さん、絵コンテ・演出：北之原孝將さん、作画監督：池田晶子さん。</p>

<p>笑えるシーンは吉田玲子さん（シリーズ構成も担当）の脚本ぽくなかったですが（ゆるいけど軽快で「けいおん」らしくてよかったです。演出のリズムや間の取り方もうまく）、作品の求められているテイストを捉える＆その修正能力がかなりある人なのかな？と思いました（原作未読だし、詳しくはわからないのですが）。<br />
1期と比べ、吉田玲子さんの2期の脚本回を観てるとそう思えます。<br />
1期では、ゆるい楽しげな日常的な話（リアリティを感じさせない回やコミカルな感じが強い回もあり）が続く中で、少し異質な不安や微妙な仲違いの話もときどき書かれていました。ネット上では鬱回とも言われ、賛否両論な感じがありました。<br />
個人的には、全体の話の中では異質さを感じたけど、そういう話は部分的にリアリティを感じさせ、話が浅くなりがちな作品に深さももたらし、好きだったのですが。<br />
2期全体で見ると、人間関係が安定したこともあり、シリアスな感情の描写はあまり前面には出さず、ときどき背後に感じさせる程度が多くなりました。シリーズ通しての話のテイストのバランスもよくなった印象がします。<br />
監督のアドバイスや方針等もあったのでしょうか？　詳しい情報を知らないのでわからないですが。</p>

<p>しかし、唯たち3年生全員で一緒の大学目指すことになるとは思いませんでした（原作もそうらしいですが）。<br />
卒業後は、皆がバラバラになる現実的なもっとせつない終わり方を想像していたので、何だか少し安心してしまいました。一緒の大学に行ければ、たぶん、この理想的な仲良しグループが終わってしまう訳ではなくなるので（梓は残されてしまいますが..）、ホッとした感情が出たのだと思います。<br />
まったくどこまで日常ファンタジーを目指すのでしょう。サザエさんレベルまでいってしまうのでしょうか？w</p>

<p>澪が自分の進路に対する思いを直接的には言葉等で表してないのに、何となく匂わせる・わからせる脚本、演出、作画、声優さんの演技もよかったです。</p>

<p>次回は、もう受験の話のようです。。<br />
そして、あと3話で事実上の最終話らしいです。。1期同様、番外編あっても1話で、あと4話分はあると思っていたのに。早いよ。</p>

<p>参照：<a href="http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-6278.html">今日もやられやく 『けいおん!!』最終話は9月14日　25＆26話は番外編です</a></p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>「けいおん!!」#20 感想：ライブシーンで違和感。でも部室シーンで目から汗。それと梓の視点。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/08/201008-02.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.30</id>

    <published>2010-08-28T10:30:00Z</published>
    <updated>2010-09-30T01:47:51Z</updated>

    <summary>TVアニメ「けいおん!!」の9月末の最終回が近づいてきました。 1期からずっと観...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
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        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>TVアニメ「けいおん!!」の9月末の最終回が近づいてきました。<br />
1期からずっと観てきたファンとしては、落ち着かない気持ちになってきました（グッズやBD買わないゆるいファンですが）。<br />
ツイッターで感想を少し書いていましたが、何だかブログでも感想を残したくなってきたので、最終回まで感想を書いていこうと思います（需要あまりなさそうだけど。人気作品なので検索経由ではあるかもですが）。<br />
ツイッターでの感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです（8/29：一部追記）。ネタバレ有りです。</p>

<p>今回20話は、学園祭最終日でのライブの話。唯たち3年生にとっては、高校生活最後の学祭ライブ。<br />
最終話ともイメージできるような盛り上がりがある回だったので、ネット上のファンの間で話題になった回でした。<br />
脚本：村元克彦さん、絵コンテ：石原立也さん、演出：米田光良さん、作画監督：門脇未来さん。</p>

<p>自分は、学園祭のライブでの観客とのやり取りに違和感を感じ、あまり感情移入出来ず、ライブシーンはそれほど盛り上がれませんでした。<br />
今までHTTファンの描写は少なかったのに、熱心なファンが急に多く現れた印象がありました。軽音部とファンの一体感・親しげな距離感の描写が突然で強引に感じられました。<br />
観客のHTTのTシャツ着用効果+クラス出し物の演劇にも唯たちが熱心に平行して練習していてクラスメートの好印象もあったのかもしれませんが。<br />
今までファンが増加していく描写が少な過ぎだったと思います。<br />
ファンやライブを楽しみにしている人たちから、応援の声を掛けられたり、会話したりする等の描写がそこそこあれば、自分は違和感を感じなかったと思うのですが。</p>

<p>ライブ演奏自体よりも、イベントでの一体感を重視した話を目指したのかもしれませんが、過去の学園祭ライブの映像・演出と比べると少し物足りない感じがしました（過去の出来がよかったので）。<br />
でも内輪が多い高校の学祭で、想定外の事が起こった舞台上での落ち着かなさ、チグハグ感、グダグダ感、舞い上がった感じの描写はリアリティあってよかったと思います。</p>

<p>ライブ後の部室のシーンは、自分も目から汗出ましたw<br />
ライブ後の余韻でまだテンション高めだけど、充実感も感じほっとしているメンバー全員。夕日が差し込む部室に座り込み壁にもたれています。<br />
笑いながら、次は何をやろうかと楽しい部活等の予定を言い合います。クリスマスパーティー、新歓ライブ、学校の泊り込みの練習、夏の合宿。。<br />
でも、それはもうこの学校・このメンバーでは出来ない事。<br />
部室の天井と夕日が差し込む窓を映したカットから、唯たちが居るシーンに移ると、笑っていた唯たちは泣きはじめます。</p>

<p>「来年の学園祭はもっともっとうまくなっているよ」と言った唯の目から丸い大粒の涙がスッと頬にこぼれ落ちます。<br />
他のキャラもそうですが、この大粒の涙の作画(絵＆動き)がそのシーンの愛おしいイメージにとても合っていてよかったです。<br />
引きの絵のカットでは、澪がギターと膝を抱え、頭を下げて肩を震わせすすり泣いているのも印象的でした。澪のキャラの特徴も出ていてた感じ。</p>

<p>今まで観続けてきた人でないと、こんなんでは泣けないというシーンかもしれません。でもずっと観てきた自分は、今までの彼女たちの行動・関係・感情を思い返され、感情的に込み上げ、泣けました。</p>

<p>梓が一人だけ泣かなかったのは、唯たち卒業で一人になってしまうと過去の話で何度も意識してきて、唯たちよりも喪失する想像をしていた+来年卒業ではないからかな？と思いました。冷静で思慮深め的な性格もあるでしょうけど。</p>

<p>でも梓は、唯たちの卒業付近の話では、泣いてしまうんだろうな。今回、やらなかった梓と唯の関係中心のシーンもあるでしょうし。<br />
自分もそこは一番泣けてしまいそうな気がします。</p>

<p>主要キャラの中では、2期の梓が一番視聴者に近い視点だと思えますし。<br />
主に唯たちが卒業してしまうという状況に対して受動的にならざる得なく（放送を受動的に視聴）、唯たちが卒業して（放送終了して）一人置いてきぼりになる、永遠に唯たちとは同じ学年（同じ世界）に属せない存在。そして、それを機会ある毎に意識し、わかっている存在。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>吉浦康裕監督 デジタルハリウッド大学公開講座(2010.7.30)：レポート</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/08/201008-01.html" />
    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.29</id>

    <published>2010-08-21T09:30:00Z</published>
    <updated>2010-08-24T05:44:33Z</updated>

    <summary>7月30日(金)にデジタルハリウッド大学公開講座 『イヴの時間　劇場版』ブルーレ...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="イヴの時間" label="イヴの時間" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="吉浦康裕" label="吉浦康裕" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>7月30日(金)に<a href="http://www.dhw.ac.jp/c/eve/">デジタルハリウッド大学公開講座 『イヴの時間　劇場版』ブルーレイ/DVD発売記念 監督が語るオリジナル原作のアニメーションができるまで</a>を受講しました。<br />
Webで情報を見付け、「イヴの時間」や「ペイル・コクーン」が好きで、吉浦康裕監督の制作スタイルにもとても興味があったので、申し込みました。</p>

<p>受講者の年齢は20〜40代くらいかな。若い人が多かったですが。<br />
会場はほぼ満員でした。</p>

<p>監督の作品の原点となっているもの、自主制作の時代から今まで制作してきた作品（「我ハ機ナリ」「キクマナ」「水のコトバ」「ペイル・コクーン」「イヴの時間」「ヱヴァ破」のデザインワークス）の解説、今後について等を話してもらえました。<br />
以下、遅くなりましたが、簡単なレポートです。(8/23：一部追記)</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br />
<ul class="small"><li>自分が取れたメモをもとにし+記憶で少し補足しているので、要点をまとめた感じの箇所が多いです。</li><li>そのため監督や発言した人の本意と少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容の全てをフォローしていない＆できていません。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●はじめに</strong></p>

<p>監督：1回限りなので、楽しい講演会にしようと思います。<br />
司会：これまでの軌跡、作品の本質を話してもらおうと思います。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●作品づくりに至るまで</strong></p>

<p>・通っていた幼稚園は、面白い場だった。<br />
　教室をつくらない、壁をつくらない、吹き抜け、天井に大きなファンがある。「イヴの時間」「水のコトバ」の舞台の元になっている。<br />
・小学生の頃は建築設計士になりたかった。<br />
・小学生からSF小説を読んでいた。<br />
・中・高校は、演劇好きになり、演劇部に所属。<br />
・高校の時、ゲームの「ミスト」の影響を受け、CGにも興味をもつ。<br />
・大学受験時、役者か舞台作家になりたいと思っていたが、無理そうだなと。<br />
・漠然とCGの仕事をしたいなとCGが学べる大学へ進学。<br />
・大学2年で、そろそろつくってみようと作品制作をはじめる。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「我ハ機ナリ」(2000年 自主制作)に関して</strong><br />
（「我ハ機ナリ」をスクリーンで上映しながら）</p>

<p>・とりあえず2週間で完成させようと決めていた。<br />
・3DCG背景で2D手描きのアニメーション。<br />
・完成後、学内で褒められ、やってみようとなった。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「キクマナ」(2001年 自主制作)に関して</strong><br />
（「キクマナ」をスクリーンで一部上映しながら）</p>

<p>・テンポのいいアートアニメを目指す。<br />
・アートアニメ的でもテンポ良ければ、最後まで観てくれるのでは？<br />
・コンテンポラリーアニメは好き。<br />
・押井守監督作品も好き。「天使のたまご」好き。<br />
・5分くらいの作品。制作時間半年。<br />
・音楽とSEは、同大学の音楽部の人に頼んだ。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「水のコトバ」(2002年 自主制作)に関して</strong><br />
（「水のコトバ」をスクリーンで一部上映しながら）</p>

<p>・大学3年で就職とかチラついて、（自分の作品が）アートアニメのイメージだけだとよくないと思った。<br />
・今までと正反対のものをつくろうとし、セリフ多い、ストーリーがあるものにした。<br />
・Strata（3DCGソフト）で制作。今までの作品でも同様。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「ペイル・コクーン」(2005年)に関して</strong><br />
（「ペイル・コクーン」をスクリーンで一部上映しながら）</p>

<p>・作品を応募していたデジスタの人（ディレクションズのプロデューサー）に、こういうのがつくれるのなら、DVD(作品)もつくれるのではと依頼を受けた。<br />
・こういう事はなかなかないと思ったので、（就職するのを止め）受ける事にした。<br />
・この頃、「ほしのこえ」(新海誠監督)が出て、そういう事をやってみたいと思っていた。<br />
・実家で1年制作+半年で調整。<br />
・ゲームのムービーの仕事もしていた。<br />
・以前の作品は作画が良くなかったので、演劇をしている人にライブで演じてもらい、それを使用して作画した。<br />
・2D作画でもたないところは、3Dのカメラワークでもたした。<br />
・自分の古典SF好きの趣味が出ている作品。<br />
・1本筋のある話をつくることを目指す。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「イヴの時間」(2008-2009年)に関して</strong><br />
（「イヴの時間」をスクリーンで一部上映しながら）</p>

<p>・「ペイル・コクーン」の制作終わり時にもう個人制作は止めて、次はグループワークにしようと思っていた（今回は、監督・企画・脚本・絵コンテ・演出・3DCG背景・各種デザイン・撮影・編集・音響監督の仕事を担当された感じかな？　すごい）。<br />
・「ペイル・コクーン」は、ストーリーがわかりにくい、キャラに魅力が無いと言われていた。<br />
　それを克服する作品にしようと思った。<br />
・三谷幸喜(脚本)の「王様のレストラン」が好きだった。それをやろうと思った。</p>

<p>・制作(の仕事)は、いい事90％、悪い事10％。<br />
・制作はじめの頃、アニメ業界につてがなかったが、6話(最終話)制作時にはアニメーターの人から声を掛けてくれたり、声を掛けた人が見てくれていたりした。<br />
・1話は半年掛かったが、最終話では、尺はほぼ倍なのに半分の時間で出来た。</p>

<p>・キャステイング（声優）は、第一希望が全て通った。<br />
　バラバラで録る事が多い。リクオとマサキは一緒に録る事が多かったが。</p>

<p>・キャラクターデザインは、友人の動画の人に頼んだ（監督のラフ案やはじめのデザイン等をスクリーンで見せてもらう）。<br />
・背景はMAX（3DCGソフト）で制作。<br />
　背景は汚しよりも光の陰影で表現した方が良い（スクリーンで「イヴの時間」での3DCGサンプルを見せてもらう）。<br />
・途中から美術監督を入れた。<br />
・小道具もCG（自分で制作）。</p>

<p>・絵コンテの段階で構図は決まっている（絵コンテをスクリーンで見せてもらいながら解説）。絵コンテの背景は3DCGで既に出来ている。<br />
・途中から背景のモデリングも外注。基本のモデリングは自分でする（スクリーンで監督の基本モデリングを見せてもらう）。<br />
・最終話のテックスがマサキに話すシーンは、テックスの目が泣いているようにと指示。目の部分は手描きCG（スクリーンでその画像を見せてもらう）。<br />
・合成作業は全て一人で担当。</p>

<p>・シナリオづくりで参考にしたものは、芝居、戯曲、三谷幸喜の作品。<br />
・TVドラマの書き方の本を読んだ。自分は理屈でつくる方。</p>

<p>・はじめは実験的な作品をつくっていたが、キューブリックを観るかスピルバーグを観るかとなると自分はスピルバーグを観たくなると気付いた。<br />
・自分のやりたいことは意識しなくても（作品に）入ってくるので、あまり考えないようにしている。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(2009年)のデザインワークスに関して</strong><br />
（制作したイメージボードをスクリーンで見ながら）</p>

<p>・序のヤシマ作戦の作戦車両内をやってもらいたいと鶴巻和哉監督に言われたが、時間がなく出来なかった。<br />
・破の時、水族館のプラントの依頼がきた。<br />
・水族館だけど、まがまがしい工場みたいにとの注文。<br />
　おどろおどろしいシーンになると言われていた。<br />
・はじめに提出したイメージボードに対して、バルブや看板の位置等で人物が居なくても大きさがわかるようにと修正依頼（鶴巻監督から）。<br />
・提出3回目でOK。<br />
　完成した本編よりもまがまがしい工場みたいなイメージだったが、本編は少し違った感じになっていた。<br />
・「ヱヴァ新劇場版」は、ボトムアップでつくられている。目標、完成形がない（設定されていない）。<br />
・すごい人ばかりで刺激を受けた。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●今後に関して</strong></p>

<p>・躍動感がない、アクションがない、野外がないのでそれを克服する作品をつくる。<br />
・次は動きのある作画もやりたい。<br />
・今、制作準備中。製品形態はわからず。<br />
・最近は「夜桜四重奏」のCGの仕事をやった（原作単行本に付属するOADの方。←りょーちもさんの初監督作）。<br />
・「イヴの時間」の2ndはやる。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講者とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：制作時に辛い時はありますか？<br />
A：個人でやっている時が辛かった。<br />
　途中が一番辛い。はじめと終わりはよい。<br />
　辛い時の乗り越え方：<br />
　・自分は賞賛されるんだと思う。<br />
　・発表する場を強制的につくる。周りの人に言う。</p>

<p>Q：実写+アニメの作品はやらないのですか？<br />
A：PVとかでやりたい。<br />
　実は実写だけの作品やりたい。「イヴの時間」も実写でやってみたい。</p>

<p>Q：実写とCG合成のよい方法は？<br />
A：コンテの構図、映える構図を考えた方がよい。<br />
　庵野秀明監督の「帰ってきたウルトラマン」(DAICON FILM)もウルトラマンの顔が庵野さんの顔だが(笑)、構図がよく格好よい。</p>

<p>Q：長期的な目標をもっていますか？<br />
A：金曜ロードショーで自分のアニメを放映されたい。<br />
　立ち位置的には細田守さん。<br />
　よりアニメらしいものをつくりたい。</p>

<p>Q：フルCGをやらなかった理由は？<br />
A：自分の技術では無理そうだった。<br />
　キャラ依存の作品なので、3DCGは考えられなかった。<br />
　フルセル（フル2Dかな？）には向かうかも。</p>

<p>Q：オリジナリティを出すために観た方がよい作品は？<br />
A：絵柄から遠い世界・作品からもってきた・引っ張ってきた方が新鮮で効率的。<br />
　自分が惹かれている作品の世界をもってくる。</p>

<p><br />
<strong>講座を受けて</strong><br />
吉浦康裕監督の話は、流暢でテキパキし、論理的でわかりやすかったです。<br />
司会の方もいましたが、監督が流暢に次々と話すので一人でも大丈夫な感じでした。<br />
出来るビジネスマンのプレゼンのような、ビジネス系セミナーの講師の話のようにも感じられる程。<br />
でも次々と話されるので、メモ取りが追いつかなかった事が多く。残念ながら、他にも興味深い話があったと思います。</p>

<p>話を聴いた印象等からだと、優秀で頭の回転が速く＆飲み込みの早い人に思えました（自分とは反対..）。<br />
前作での欠点をリストアップし、次作でそれをきちんと克服している分析能力、客観視できる能力、コントロール能力、才能には感心させられます。<br />
そういう点も出来るビジネスマンのイメージに繋がりますw</p>

<p>アート系のアニメーション等の作品も好きという感性もあるのに（そういう作品も自主制作していた人なのに）、こんなに一般向けの作品を目指す人も珍しいかもしれません（今後、一般向けで成功を感じたらアート系に向かうかもしれませんが）。性格もバランスよさそうだし。<br />
実際、やっている作業は、かなり職人的なところもあるはずなのに、話の印象だと、こだわりが強過ぎる感じがありませんでした。<br />
自分の勝手な印象ですが、アーティストや職人というより、デザイナーやアートディレクターのような雰囲気がしました。<br />
そういう客観視できる、変なこだわりがない、器用なところ、合理的なところ、バランスのよいところは、監督の長期目標である細田守監督に似ている印象があります。<br />
細田監督の位置に近づくのもそのうちかもしれません（自分の予想はあまり当てにできませんがw）。</p>

<p>吉浦康裕監督の作品は、「水のコトバ」ではじめて知りました。<br />
その後、個人でのフルデジタルアニメーション制作ということもあり気になっていました。<br />
「ペイル・コクーン」では、格段にクオリティが上がり（特に3DCGの背景やディスプレイのGUI等）、人物のデザイン・作画も向上し、話もよい感じで、今後が楽しみになっていました。<br />
そして「イヴの時間」で、一気にエンターテイメント性と話のわかりやすさも増し、しかも感動も出来るものになっていて、一般的な方向の作品も出来る人なんだと感心しました。</p>

<p>吉浦監督は、ほぼ個人でのフルデジタル自主制作アニメで評価され、その後、本格的な商業アニメ作品をつくり成功した人として、新海誠さん、FROGMANさん（Flash制作のゆるいアニメ作品なので本流ではないかもですが）の次に来る人に、そのうちなりそうな気が個人的にします。<br />
プロデュース的な視点のことも出来そう、企画もうまく考えられそうで、何より魅力的な話がちゃんと書ける人ですし。</p>

<p>ちなみに「イヴの時間 劇場版」は上映館数が少ない事もあり興収2000万円でしたが、BD+DVD売上は1万枚超えたらしいです。<br />
どのくらい利益が出たかは、詳しくないのでわからないですが、TVアニメではなかったため（Web無料配信15分〜28分弱×6話→Web配信版の各話DVD,CD販売→劇場版公開→劇場版のBD,DVD,CD販売という発表・販売形態）、高額な放送枠の料金も発生しなく、宣伝広告費も抑えられていたと思われ、制作スタッフも多くなかったようだし、そこそこ黒字が出ているのでは？と憶測します。<br />
TVアニメのDVDは（DVDだけの販売の場合）、1巻（２～3話）3000〜4000枚売れれば赤字にならないという話らしいです。<br />
約1年間掛かったWeb配信で制作期間は長くなっていたのですが（準備期間含め約2年間らしい）、2ndもやると監督が宣言しているので、たぶん黒字になっているはずと思われますが。</p>

<p>今回の話では、監督の子どもの頃や10代の頃に好きだったもの（幼稚園の個性的な場、建築設計士になりたかった、SF小説、演劇）が、作品の原点になっていることもわかり、面白かったです。</p>

<p>現時点では、少数の主要スタッフでのグループワークを続けていかれそうな感じですが、今後も吉浦監督らしい制作スタイルを進化させていっても欲しいです。<br />
ますます伸びていきそうな人ですが、器用さに流されず、新しさを感じられる感動する作品をつくっていってもらいたいです。今後も期待しています。</p>

<div><br /><strong>※今回の講座のレポート紹介</strong><br /><ul><li><a href="http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/08/13/ysurdz/index.html">【レポート】吉浦康裕監督のオリジナルアニメ『イヴの時間』はこうして生まれた | クリエイティブ | マイコミジャーナル</a></li></ul></div>
<div><strong>※吉浦康裕監督インタビュー記事紹介</strong><br /><ul>
<li><a href="http://www.animate.tv/news/details.php?id=1267762174">『イヴの時間 劇場版』吉浦康裕監督ロングインタビュー(前) - ニュース - アニメイトTV</a></li><li><a href="http://www.animate.tv/news/details.php?id=1268034636">『イヴの時間 劇場版』吉浦康裕監督ロングインタビュー(後) - ニュース - アニメイトTV</a></li><li><a href="http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091221_interview_yasuhiro_yoshiura/">3月6日公開の映画「イヴの時間 劇場版」の吉浦康裕監督に作品や今後についてインタビューしてきた - GIGAZINE</a></li><li><a href="http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/10/31/yoshiurakanntoku/">【インタビュー】世界無料配信アニメ『イヴの時間』で話題の新鋭クリエイター・吉浦康裕 (1) 個人でクオリティの高いアニメ作品を制作してきた吉浦監督 | クリエイティブ | マイコミジャーナル</a></li><li><a href="http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/03/04/timeofeve/">【インタビュー】吉浦康裕監督「劇場で新たな体験を!」 - 『イヴの時間 劇場版』、3月6日公開 (1) 劇場公開直前! まずは現在の心境について | ホビー | マイコミジャーナル</a></li><li><a href="http://www.cyzo.com/2010/02/post_3916.html">個人制作から劇場映画へ──アニメ作家・吉浦康裕が「忘れないもの」とは？ - 日刊サイゾー</a></li></ul></div>

<p>----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>]]>
    </content>
</entry>

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    <title>「けいおん!!」#14 新OPの感想</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://close2.net/anime/2010/07/201007-02.html" />
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    <published>2010-07-11T02:00:00Z</published>
    <updated>2010-07-12T02:28:21Z</updated>

    <summary>「けいおん!!」14話で新OP+EDがきてました。新OP+EDになると思っていな...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
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        <category term="TVアニメ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="oped" label="OP&amp;ED" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="けいおん" label="けいおん!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>「けいおん!!」14話で新OP+EDがきてました。新OP+EDになると思っていなかったので、ちょっと驚き。<br />
両方ともよい出来でしたが、特にOPが個人的にやばかったですw（映像にもう少しメリハリが欲しかったですが）。<br />
テンポ速い微電波曲傾向の音楽（Utauyo!!MIRACLE）と映像のシンクロも気持ちよかったです。音楽とのシンクロが気持ちいい映像は昔から大好きなので、何度もリピートして観ました。</p>

<p>映像が空間的に閉ざされた感じだなと思ったら、今までのOPにあった学校外のシーンもなかったです。やはり卒業をモチーフにしたからでしょうか？<br />
ちなみに今までのOPは、絵コンテ・演出は石原立也さんでしたが、今回から山田尚子監督が担当しています（演出は石原立也さんとの連名）。</p>

<p>新OPは、全て実写（ビデオ）で撮ったようなカットでの演出でした。<br />
前OPと比べると、アニメ的・デザイン的な派手な演出（ギャルゲーっぽいOP？）がかなり少なくなりました。ダイナミックなカメラワークも少なくなりました。<br />
引きの絵、同背景での微妙に違うシーンの繰り返し（部室での脚ダンス？や教室でのライブ）も多く、カメラワークも少なく＆構図やアングルも凝ったものは少なかったです。映像だけを観ると前OPと比べるとメリハリが少なく、少し単調な印象も。</p>

<p>自分たちや友人がビデオカメラで撮ったものを編集したような映像のテイスト、身内で制作した的な視点を目指したのかなと思えました。<br />
でもそれにしては、ビデオカメラの手振れ的な演出や被写体に近い距離で撮影したようなカットも少なく、素人っぽさがそれほど出ている訳でもないし、少し中途半端な印象。細かいですが、上の空間が結構空いているカットが多いのも気になりました。<br />
元気な被写体に合わせ、カメラワークも元気にすれば、その雰囲気も出てよかったのにと思いました。<br />
部員たちを見守る視点の距離の映像にしようとしたのかな？<br />
制作時間が厳しかったとかの理由もあったのでしょうか？<br />
こだわりがある山田監督ですので、何か理由はあったと思われます。</p>

<p>今回と演出主旨が違うと思いますが、2期はじめのOP（音楽：GO! GO! MANIAC）の方が個人的に好きなカットは多かったです。<br />
OP半ば以降で出てくる、午後の教室で唯が居眠りするカット、雪道で澪がこけて律を巻き込み一緒に倒れてしまうカット、部室で梓と紬が笑い合うカット、部室で楽しそうなメンバーの真ん中で唯が踊るカット、踏切を軽音部全員でダッシュしている引きのカット、校庭の芝生の上を全員で元気よく走っていくカット等。<br />
何気ない日常の瞬間。だけど、仲良さそうなとても印象的なカットが、愛情もって切り取られ表現されていました。その構図、作画（表情、動き）、背景美術、光の状態の表現も素晴らしいと思いました。</p>

<p>でも卒業という物語をイメージさせられる新OPの方が感動させられました。<br />
部室での脚ダンス(？)のカットでもなかなか全員合わなかったけど、最後には全員が合うようになります。少しはぶつかり合いもあり徐々にまとまってきた・さらに仲良くなってきた・気付いたら少しずつ成長してきた今までの話を思い起こさせます。<br />
特に"大好き"というフレーズ以降の歌詞とコーラス＆仲良い人たちに軽音部全員で次々に抱きついていくシーンで、せつない気持ちと感動が込み上げさせられます。<br />
部室で身体を揺らして一緒に仲良く歌うカットもよいです（少し人工的な感じがしますが）。<br />
そして、最後の歌詞"愛を込めてずっと歌うよ"でとどめ(？)をさされます。<br />
今まで好きで観てきた人には、このOPは感慨深いものになっているはずでは？と思います。</p>

<p>TVアニメの「けいおん」は1期から好きでずっと観ていました。<br />
2期からは卒業を控えたためか、仲良い人たちとの青春のきらめきの瞬間とさよならを連想させるちょっとせつない感じを切り取るようなシーンの話が多くなりました。リアリティ（部分的でも）も感じさせる日常系のせつない話は結構好きなので、さらに好きな作品になっています。<br />
やはり9月末の話で卒業になり、終わるのでしょうね。。<br />
でも劣化して続くのなら、9月末に伝説(？w)になって終わってほしいです。<br />
さみしいですが。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>TVアニメ「デュラララ!!」全話観た感想：異質さとリアリティを感じた部分を中心に</title>
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    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.27</id>

    <published>2010-07-09T12:00:00Z</published>
    <updated>2010-07-09T12:00:22Z</updated>

    <summary>久々にアニメの感想をまとめてみました。 今年1月から放送がはじまり先日6月末に最...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
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    <category term="デュラララ" label="デュラララ!!" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>久々にアニメの感想をまとめてみました。<br />
今年1月から放送がはじまり先日6月末に最終話を迎えたTVアニメ「デュラララ!!」に関してです。<br />
普通の作品と比べると異質で面白く気になる面があり、書いておきたい事が断片的にあった作品だったので。</p>

<p>作画・演出・背景も最終話までよい出来でしたが、普通の作品とは違うと感じた部分を中心に感想をまとめました。<br />
以下、ネタばれありますので。</p>

<p><strong>●第1話の印象について</strong><br />
原作小説未読でした。<br />
初回を観た時から、定番コテコテ的な既視感のあるTVアニメの雰囲気がほぼ感じられなく、最近では異質な感じがした作品でした。<br />
暴力的な描写や会話等の部分にリアリティがありました。<br />
暴力にもリアリティを感じさせる作品は、アニメだとかなり少ない気がします。</p>

<p><strong>●前半の話の面白さについて</strong><br />
前半は、毎回主人公が変わるかのような印象の群像劇でした。<br />
普通の物語だと主人公視点からの話が多いので、主人公の価値観から見る世界の話になることが多いです。しかし、ほぼ毎回、主役になる人物が違いその視点からの話だったので、毎話、価値観も少しずつ違うものになっていました（原作者は一人なので、その価値観は、やはりその人の想像できる幅のものになるのでしょうが）。<br />
主人公視点のみの話だと、マンネリになったり退屈になったりする場合もあるのですが、毎回、新鮮味があり、そういった事がほぼなかったです（なかなか落ち着いた立場で観られないという面もありましたが）。<br />
そして、真(？)主人公（今回のアニメだと帝人）に物語の主導権を渡さないのです。視聴者も真主人公と同じように謎や危険がある慣れない街や人物たちに翻弄され不安定な気持ちでその世界を追っていくような感じにさせられていたのかもしれません。</p>

<p>街の青少年たちの身も蓋もない現実主義で非情な世界を中心に見せ、その中での価値観や愛を見せていく作品になるのかな？とも推測してました。<br />
今後、どうなっていくのかわからず、物語の価値観の定まり無さ、少ししか明らかにされない登場人物の謎が、話に緊張感をもたせワクワクもさせられました。<br />
謎や物語の価値観を明らかにせず、登場人物の思っていることも説明し過ぎず（この点は後半も同様かも）、何時まで経っても街や人や物語がはっきりした姿を現さない感じでした。</p>

<p><strong>●後半の話について</strong><br />
話数も後半（斬り裂き魔の事件以降）になると、流石に真主人公・帝人の中心視点が多い話になっていきました（時間軸のばらつきも無くなり）。<br />
また数々の謎のネタばれもされ、それが当たり前になっていき、物語の世界の枠も落ち着いて来て、残念ながら未知な感じのワクワク感・緊張感は前半に比べると薄れていきました。<br />
メイン3人（帝人、正臣、杏里）の心が離れている期間も長くなり、黄巾賊とダラーズの抗争の割合が多くなってきて、個人的な盛り上がりも少し落ちてしまいました。</p>

<p><strong>●最終話について</strong><br />
最終話では、勧善懲悪＆愛と対話で克服される的な少しロマンチックな良識ある価値観で爽快にまとまって終になりました。<br />
今までの話を考えると、急にその傾向が強くなった感じで、もう少し抑えた方が好みでした。<br />
今まで、暴力にしろ異能力にしろ情報にしろ技術力にしろ人間力にしろ力をもつ者が、街で立場を築くドライで現実主義的な面を多く描いていたので。<br />
そのように詰め込まないとまとまらなかったのでしょうが。<br />
シズちゃん強過ぎで、そこは痛快でしたけどw</p>

<p>傍観者的な立場だけど力をもつ年長者たち（静雄やサイモンetc）が、最後は良識的な対場で力（暴力）を発揮して、物語をまとめたのは、この物語の現実主義的な面とロマンチックな面が現れていたのかなと思いました。<br />
更に今回の黒幕orラスボスとも言えるような臨也に最後に正義の鉄槌＆説教をしたのが、外国人のサイモンというのも興味深い感じがしました。<br />
結局、外部の人間（外国）にメスを入れてもらわないと内部（国内）ではどうにもならない現実でもよくある比喩にも思えたからです。<br />
そういう点も現実主義的に思えました。</p>

<p><br />
<strong>●登場人物たちの性格・価値観・コミュニケーションについて</strong><br />
登場人物たちが各人の価値観を押し付けないゆるやかな自由さが、心地よかったです。<br />
世間一般的な視点だと偏った価値観をもっている人たちが大勢出てくるので、それぞれの価値観を否定したり・嫌ったり、対決したりしてもおかしくなさそうなのですが、そうした面倒な事はそれぞれの価値観の偏りに比べると多く起きないのです。<br />
アイツはアイツ、オレはオレといった感じで、必要以上には干渉せず、さっぱりしています。必要時には言いますが。</p>

<p>よくあるTVドラマのような世間的な（良識の）価値観から否定する一般人がほぼいません。<br />
典型的な常識的な一般人が登場しないのです。一般人が非日常の世界に巻き込まれていく物語の形を取っていますが、一般人の位置にいる感じの主人公の帝人も、非日常的な価値観を強い拒絶無しに当たり前のように受け入れたり流したりしていきます。<br />
その辺りにも自由さを感じました。自由だけど、勝手な人も多いですが。</p>

<p>杏里の依存的とされる生き方だけは、他人から少なからず否定されていた印象でした（客観的には依存出来ず一人で抱え込んで生きている感じですが）。<br />
杏里以外の人の価値観があまり否定されないのは、その人が意識的には「依存している」と思って生きていないからかな？　自意識的に依存していると思っている人が否定されるという。そこは原作者の価値観や自意識的な悩みが出ているのかな？と憶測も。</p>

<p>共感や理解もあまり求めていない感じで、わかってもらえない事や理解されないネガティブな気持ちを登場人物たちが感じる描写が少ない気がします。<br />
若いのだし、もっと理解してほしいとならないのかな？と思うのですが、それぞれ独立し達観しているような感じの人が多いのです。<br />
世間的な良識の価値観の圧力があまり描かれていないことからも、周りや世間から理解される・合わせる事に関して、重要に思っていない人が多そうです。<br />
馴れ合いや同情は避けるべきものという雰囲気もありそうです。<br />
一体感を得る事にも慎重な感じです。<br />
また、全て自己責任とされている価値観が基本としてあるような感じです。<br />
理解出来ない人とは分かり合えないのだから、はじめから無駄にコミュニケーションはしないという感じもあります。</p>

<p>以上の特徴は、現在の日本の都市に住む人間（若者？）の特徴の1部分と言われそうな面もありますが、自分もその傾向が部分的にはあるため理解でき、一面でリアリティを感じます。<br />
しかし、様々な人と出会う現実はそうはいかない事が結構あるので、他人との面倒な関係で悩むという視点では、リアリティさがない面もあるかなと思えました。感情的に悩む人が少ないのかな？　細かい事は流す、懐が大きい人が多いのかな？<br />
でも、きっちりした日常的なリアリティある心情描写・人間描写等を指向する作品ではなさそうだしとも思いました。<br />
そうしたら、原作の面白さや個性が減る可能性もありそうですし。</p>

<p>広がっていそうなのに閉ざしている、閉ざしているのに広がっている、そんな両面がある人間世界に感じました。<br />
うまくまとめられませんでしたが、登場人物の性格も価値観もコミュニケーションも普通のアニメ作品と違って、リアリティもあるのに個性があり少し異質な感じでよかったです。</p>

<p><strong>●原作とアニメを比べて</strong><br />
アニメと原作がどのように違っているのか興味があり、先日、原作1巻を購入し読んでみました。<br />
1巻だけ読んだ比較ですが、アニメと比べると各キャラのモノローグが多くあり、思っていることがわかりやすくなっていた感じでした。<br />
また暴力等に関しての描写は、アニメ程にはリアリティを感じるものではなかったです。<br />
少し意外でしたが、全体的にアニメで感じた程の異質さやリアリティをあまり感じなかったのです。<br />
自分の想像力の問題も大きいかもしれませんが。</p>

<p><strong>●アニメで感じた異質さについて</strong><br />
自分がアニメで感じた異質さの理由は何だったのでしょう？<br />
（ちなみに検索してみると、異質に感じていた人は少ないながらもいたようです。）<br />
その理由の一つは、小説作品としては珍しくなく感じるものでも、TVアニメという形（メディア）では珍しかった話や描写や人物だったからかもしれません。<br />
例えば、<br />
・TVアニメではよくある、主人公を中心とした世界にならない（主に前半）。<br />
・前半が毎回主役が変わるような群像劇（これに関しては、アニメのシリーズ構成の仕事のようですが）。<br />
・世間一般的には偏った価値観をもつ人たちが不自然な程(？)自然に存在し、現実に在る街を舞台にした物語だった。<br />
・TVアニメで描写があったとしても、ほとんどテンプレ的にしか描写されないであろう、現実に在る街にたむろしている青少年たちのリアリティある暴力等が描かれていた。</p>

<p>そして、もう一つの理由は、アニメ化によって、小説では表現できないディテールが詰め込まれた世界（絵、表情、動き、声、間、音、BGM、背景等）が現われ、それらの表現にアニメ作品としては少し過剰なリアリティさを感じ、それが異質さも感じさせたように思えます。<br />
その中でも特に街の青少年たちの暴力シーンや、街の背景美術には、生っぽいリアリティを強く感じさせられたように思います。映像そのものはアニメだけど、そういった部分は実写っぽいリアリティを背後に感じました。<br />
声優さんの実際の声のセリフと、現実よりもざらついた・猥雑な感じを受けるデフォルメされた背景美術の効果が大きかったように思えました。</p>

<p><strong>●キャラクターデザインやモブキャラについて</strong><br />
岸田隆宏さんのキャラクターデザインもそれぞれの特徴が出て魅力的でよかったです。<br />
岸田隆宏さんはアニメーターとしてもキャラクターデザイナーとしても好きです。</p>

<p>モブキャラの色は灰色になることがほとんどでしたが、それぞれ色があった方がよかったように思います。街の人間の雑多さを表現するには、その方がよかったと思うからです。<br />
あと、さわやかさはあまりない街の背景の絵に灰色の人物だとどうしても「灰色の街」「コンクリートジャングルの無機質な人間」というイメージを感じてしまうからです。<br />
灰色にした理由は、制作作業の省力化という理由があったとしても（自分の勝手な憶測です）他に、カラーギャングの色の問題、ダラーズの無色透明のイメージの問題、灰色の無機質な人間のイメージにしたかった、背景美術の街のリアリティ度を上げたかったetc、何かしらあったと思いますが。</p>

<p><strong>●最後に</strong><br />
自分が予想していた以上にアニメのディスク（DVD）は売れているようです。よかったのですが、何故でしょうかね。女性人気も高かったらしいから？　考察する材料が少ないし、よくはわからないので止めておきますが。<br />
でも2期があっても、明らかになった謎も結構あり、もう1期前半のように緊張感あるワクワクした感じでは観られない気がします。<br />
2期も群像劇的に上手い具合にシリーズ構成してもらえたら、違うかもしれませんが。<br />
そのくらい前半は普通の作品と比べ、異質な感じもあり面白かったのです。<br />
個人的に、こういうリアリティも部分的にある少し異質で面白い作品が、もう少し増えてくれるとうれしいです。</p>

<p>以上、個人的に気になっていた事をまとめてみました。<br />
記憶力悪いので印象だけで書いてしまった感想部分があるかもしれません。<br />
相変わらず、まとめるのに時間が掛かる。。結局、まとめきれなかった部分もあるし。。<br />
後から気になって、追記等するかもしれませんが。</p>

<p>[お知らせ] 7/11(日)深夜からTOKYO MXだけですが、<a href="http://www.durarara.com/news/#n162">再放送がはじまる</a>そうです。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>アニメーション監督術 第10回 杉井ギサブロー監督：レポート</title>
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    <id>tag:close2.net,2010:/anime//2.26</id>

    <published>2010-06-18T10:00:00Z</published>
    <updated>2010-09-14T09:58:00Z</updated>

    <summary>5月29日(土)に[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術...</summary>
    <author>
        <name>キョウ</name>
        
    </author>
    
        <category term="講義、イベントetc" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="まんが日本昔ばなし" label="まんが日本昔ばなし" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="アニメーション監督術" label="アニメーション監督術" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="タッチ" label="タッチ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="杉井ギサブロー" label="杉井ギサブロー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://close2.net/anime/">
        <![CDATA[<p>5月29日(土)に<a href="http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#director">[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術</a>の10回目を受講しました。<br />
今回は、杉井ギサブロー監督の2回目（昨年の1回目分レポートは<a href="http://close2.net/anime/2009/10/-1.html">こちらの記事で</a>）。<br />
アニメーション研究家の原口正宏さんが聞き手役でした。</p>

<p>「タッチ」「まんが日本昔ばなし」の話等から監督の演出について話してもらえました。<br />
会場はほぼ満員でした（40人位か）。<br />
以下、遅くなりましたが、レポートです。</p>]]>
        <![CDATA[<div>【注意】<br /><ul class="small"><li>自分が取れたメモと記憶をもとにまとめています。</li><li>メモがうまく取れず、記憶から補足し、だいたいの要点でまとめている箇所もあります。</li><li>そのため監督や発言した人の本意とは少し外れてしまった点もあるかもしれません。悪しからず。</li><li>話の内容の全てをフォローしていない＆できていません。</li></ul><p class="small">　※記憶違い・間違い等があれば、コメントでもください。</p></div>

<p><br />
<strong class="stit">●今回、原口正宏さんを聞き手役(？ 違う表現だった気も)に頼んだ理由</strong></p>

<p>（※前回は、杉井監督一人で講義されました。）<br />
・自分の演出論を語ると整理されたものになりおもしろくないのでは？<br />
・原口さんが作品を解説して、原口さんの切り口で聞いてくれ、それに答えることで生っぽくなり面白くなるのでは？<br />
・そのような考えから、今回は原口さんを聞き手役(？)に進めることにした。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「タッチ」に関して</strong></p>

<p>・本編は絵コンテきっていない。<br />
・OPとEDは絵コンテきった。全作品OPとEDはきっている。<br />
　（OPとEDをきるのは）面白いもあるが、観客にこの作品はこういう切り口でとコミュニケーションし伝える役割があるので。<br />
　スタッフ向けにも、どういう作品にしていくか伝えやすいので。</p>

<p>※「タッチ」TV版（1985年）のOPをスクリーンで観る。</p>

<p>・「タッチ」は本格復帰の2作品。もう一つは「銀河鉄道の夜」。<br />
・カメラワーク、ゆっくりのPANを自覚的に取り入れた。<br />
・本当にドラマをやろうとしたとき、カット割りだけで物語を語るのは限界があると思った。<br />
・動き（の映像）に伝達機能があるなら、内面もアニメで伝えられるはず。<br />
・動きの性質も内面を伝えるのに使える。<br />
・カメラの速度は情感。<br />
・「タッチ」（ゆっくりのPAN）では、1コマ0.175ミリ動かしてもらっていた（これ以上動かせない限界）。<br />
　手分量で動かす。撮影さんは泣いていた。<br />
・「タッチ」の特徴的なカメラワークやカット割のシーンもスクリーンで観る。</p>

<p><strong>南と和也のキスシーンを（直接的な映像として）映さなかった理由について</strong><br />
・したかどうかわからないので。<br />
・どんなにうまく描いても表現出来ない。観た人に増幅してもらおう。<br />
・大事なところは、直接描かず、観る人に委ねることが多い。<br />
・「どろろ」(1969年監督)の頃は、大事なところは観せなくていいとまでは思わなかった。</p>

<p><strong>絵コンテや制作に対する考え方の変化</strong><br />
・空白の10年間（アニメの表現の壁にぶつかり、1975年くらいから日本各地を旅していた）で絵コンテのもつ意味が180度変わった。<br />
・それまでは、自分の絵コンテのままやればいいと言っていたと思う。<br />
・関わった人たちが映画を生かしてくる（現在の監督の思い）。<br />
・絵コンテは、自分は決定的なものと思っていない。人に言われて、変えたり、やめたり。<br />
・自分が思っていたものと違うものが出ても、よければ取り入れる。<br />
・絶対というものを想定するほど、映画は小さくなると思う。<br />
・つくる過程で変わっていく方がよい。<br />
・完全にプランニングされた通りにあがった映画は、自分にとっては死んでいる映画と言えるかな。<br />
・自分の現場は実写っぽい。色々と（現場で）試行錯誤する。<br />
・デジタルでやれることの幅がものすごく広がった。合理的。そういうところは素晴らしい。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「陽だまりの樹」(2000年)のOP+本編を少し観る</strong></p>

<p>・手塚治虫さんのマンガはサービスがうまい。<br />
・原作ものは、いつもバラバラに分解し整理して映像につくりあげている。骨格はきっちり残すが。<br />
・広い意味のアニメーションは、絵画的。<br />
・アトム以降のアニメは、演劇的、映画的。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「まんが日本昔ばなし」[三枚のお札]の回について</strong></p>

<p>※絵コンテと完成本編をスクリーンで観る。</p>

<p>・柔らかいキャラの柔らかい動きをアニメーターにつくってもらうため、柔らかいキャラデザインにした。<br />
・自分は現場とぴったり。原画とレイアウト全て観る。<br />
・原話をもらって脚本をつくった。表現は変えてもいいけど、骨格は変えてはいけない。<br />
・基本1ショット1コマでコンテきる。<br />
・原画のように描くコンテは好きではない。その部分は任せる。<br />
・今のような心理的な表現でカメラワークを使用してない。テンポとかで使用してた。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●「グスコーブドリの伝記」(現在制作中の劇場作品：宮沢賢治原作)</strong></p>

<p>・賢治の作品3本つくりたい。<br />
・原作にこだわらず、オリジナルにつくりあげる1作目。あと1作も同様にしたい。<br />
・今回もネコのキャラクター（ますむらひろしさんのキャラクター）。抽象化のため。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●受講生とのQ＆A</strong></p>

<p>Q：劇場版「銀河鉄道の夜」のナレーションがよかったのですが、その部分について（うろ覚え）<br />
A：はじめは、ナレーション部分を取るように言われた。わからないということで。<br />
　詩の朗読は音楽のようなもの。<br />
　ジョバンニが生け贄だったのでは？　ザネリが止める。<br />
　感じ取る領域を発信する事で、作品の表現を広げるものにしたかった。</p>

<p>講義での話は以上です。</p>

<p><br />
<strong class="stit">●懇親会での話</strong></p>

<p>講義後の杉井監督を囲んだ懇親会にも参加しました。<br />
場所は、会場の上のライブラリー。<br />
監督の近くにいなかったのですが、「TVアニメの黄金期が終わり、パソコン等のデジタル技術も発達し、今は過渡期の状態。アニメーションの動き等も重視されるようになってきているのでは」(うろ覚えでだいたいの要約)という話が印象に残りました。</p>

<p><br />
<strong>今回講義を受けて</strong><br />
今回の講義では、個人的に監督の以下の話が、興味深く印象に残りました。<br />
・今となってはよく見られる「タッチ」における情感を表現するためのゆっくりしたPANの成立の話。<br />
・アニメの表現の壁にぶつかり空白の10年間後、絵コンテや作品制作に対して考え方が180度変化し、逆にスタッフとの化学反応的なよりよい変化を取り入れるようになった話。<br />
・観た人に増幅してもらう演出方法（直接、映像として見せない等）。<br />
・デジタル技術に対して、積極的に取り組みうまく利用されているような感じ。<br />
・現在は、現場の共同作業の映画づくりが好きな感じ。</p>

<p>以下、個人的に勝手に思ったこと。<br />
杉井監督は1回目の講義でも話されていましたが、「アニメ表現は、記号的に説明するものでなく、感じ取れるものになるのでは？　そうでなければ、自分はアニメの仕事をやらなくていいのでは」と思っていたそうです。<br />
そうして放浪の旅をしていた空白の10年間を経て、自分の頭の中（理屈・計画）だけで作品を完成させることに限界を感じ、流動的で予測不能な部分がある外の世界・他人の世界・自然の世界を（制作過程でも）取り入れることにより（≒積極的な共同作業）、動きによる情感・感じ取る領域のもの（頭の理屈だけではない自然に近いもの）も表現しようとしていった面があるのかなと思いました。<br />
表現したい・伝えたいものが理屈や言葉にしずらい情感や感じ取る領域のものなので、制作方法にも閉じた理屈や決まり等ではない自然的なものを取り入れることにより、その表現を実現しようとしたのかなと。<br />
意識的だったかどうかは、そういう話が出なかったので、わからないですが。<br />
その辺りの何故監督の考えが変化したかの話も詳しく聞きたかったと、今になって思ったりします。</p>

<p>評価が高い「銀河鉄道の夜」ですが、残念ながら自分はいまいちピンと来なかったのです。原作は昔読んだとき、好きだったのですが。<br />
もっと沢山の映像作品等を観ていけば、そのうち理解出来るようになるのかな？</p>

<p>聞き手役進行の原口さんの質問はよかったと思いましたが、やはり抽象的・感覚的なことは、監督本人も理由がはっきりわかっていない、うまく言葉で言えない感じがあるような気がしました。今までの回でも、そういう印象はありますが。<br />
自分の理解力の問題も大きい気がしますけど。<br />
監督の話のメモを優先し、うまく質問をメモれなかったので、質問は割愛しています。すみません。</p>

<p><br />
※追記：レポート紹介<br />
・<a href="http://nikki2008.exblog.jp/13385547/">アート・アニメーションのちいさな学校だより : 第１０回（２０１０年度第３回）監督術：杉井ギサブロー</a><br />
（↑原口さんの質問も載っています。会場で記録していた素材から、確認して文章を完成させた記事のような感じがするので、こちらの方が正確だと思われます。）</p>

<p><br />
次回講義は、2009年度最後の講義になります。当初の予定では、佐藤順一監督。<br />
本当に来てもらえるのだろうか？<br />
そう言えば、来週TV放送の「迷い猫オーバーラン!」最終話の監督をやられていますね。その勢いで来てくれないかな？</p>

<p>追記[7/25]：<br />
佐藤順一監督の講義ですが、先日、小さな学校から連絡があり、日程がうまく合わず、8月も難しいそうです。<br />
「たまゆら」が現在制作中だし、「ウイッシュエンジェル」の制作も決まったし、しばらく無理かもしれませんね。。</p>

<p><br />
----<br />
この記事に対して問題等ありましたら、<a href="http://close2.net/L/mail.html">連絡先ページ</a>のメールアドレスまで。<br />
何かあれば、コメントでもください。</p>]]>
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